空飛ぶ泥舟

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夏に出かけたあいちトリエンナーレに出品されていた、

藤森照彦さんの空飛ぶ泥舟です。

最初は美術展にのこのこでかけて、図録を買うのさえ惜しい気がしてポストカードを2、3枚で満足していた自分が、

恐れげもなく愛知県まででかけるなんて、罰が当たる…いや私は先払いで罰を受けましたので、

今後の人生は払い戻しだけですあしからず。

まあそれはいい。

じつは藤森照信さんの名前を知ったのはあいちトリエンナーレからでした。


ひどっ!と思うでしょ。私もそう思う。

でもじつは、この「三鷹の森ジブリ美術館」の分厚い図録に、

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(ただいま絶賛宿題監視中…)

「建築の楽しさを前面に出した不思議なキッチュさをもつ美術館」藤森照信 南伸坊、二人の建築探偵、ジブリ美術館を観察する




というページがあったんですね。

この図録を買ったのは二度目のジブリ美術館に出かけた時のことですから、

パン種とタマゴ姫ジブリ美術館木星座(6/28)     (土星座が正解だがまあいいや)

2013年6月28日。

あいちトリエンナーレの記事は8/16ですよ。

買った図録をすぐに熟読しておれば、泥舟に乗り組む前に、「建築探偵」や「タンポポハウスのできるまで」を読んでおれば。

(その後読みました)

でもこういう、あとでピースがカチッと嵌るのも楽しいですよね。

春休みに大原美術館に出かけたのは、熊谷守一の「陽が死んだ日」のためでしたが、

(グレコの「受胎告知」ももちろんですが)、

そこで雨の中、組み立て工事中だったヤノベケンジさんの「サンチャイルド」をみて、なんだろう?と思ったことから、

その後愛知県美術館の「円山応挙展」のショップでまんまとあいちトリエンナーレの前売り券を購入。だってあのサンチャイルドが大々的にポスターに使われていて、

勝手にご縁では、と思っちゃったんだもの。


そのあいちトリエンナーレで見た、ままごと 「日本の大人」(8/14)の柴幸夫さんが

盛岡劇場で行われた短篇劇コンテスト、

「もり劇王」の特別審査員でいらしていて、びっくりしました。


「ままごと 日本の大人」は「あいちトリエンナーレ」オフィシャルブックに載っていたので、予備知識とかなくて、なんとなくでチケットを取っていたのですが、

すごくよかった。半年過ぎた今でも「少年時代」と蝉の鳴き声がわんわんするくらい、一度だけの舞台の印象が強烈だ。




いろいろリンクするのは私がおっちょこちょいだからなのか、すごく運がいいのだろうか。


予習せずに見てから本を読んで(唯一の取り柄は本を読むのは全然苦にならないことで、せめてそれだけでもあってよかった)、

ああっ!これとこれがつながるのか!


とビックリ仰天。


いつになったら、なにもかもよくわかっている大人になれるんでしょうか。