いつもは図書館から本を借りるだけでささっと出てしまうんですが、
ほんとうにいろんな催し物があって、いろんな活動があるんですよね。
盛岡白百合学園高等学校吹奏楽部による、チャリティ演奏会。
こちらは主催の盛岡パイロットクラブからの招待券ではいることができました。
招待席は真ん中の前の席だったので、開演5分前についたのにいい席で演奏が聴けてうれしい(笑)。
去年はじめてきたのですが、
親しみやすい曲を中心に、アンサンブルの演奏もすばらしく、
高校生たちのひたむきさを見ることがいちばん心に響くなあと。
打楽器三重奏のためのラプソティ 凛 という曲が印象に残りました。
前半は水琴窟のような涼やかで透明感のある演奏がで、後半は打って変わって陽気なリズムを刻むみたいな…楽器もいろんな楽器があって、あれはなんていう楽器なんだろうと思ったり。
きょうはじめて楽器はただ音を出しているんじゃなくて、それ自体が美しく、演奏する人を引き立て、演奏会を目でも楽しませるためのものだ、ということに気づきました。
いままではなにも考えたことがなかったですよ(笑)。
演奏会の後、ちがうフロアでやっていた不来方高校の普通科芸術学系 美術工芸コースの
「未来の巨匠展」を見てきました。
たまたま息子を探していた時に
目について、あとで来ようと思っていたんですが、
予想以上のボリュームと質の高さ、見応えで、見てよかった!と思いました。
ふっと気になって入ってみる、寄ってみる、道草ばかりの私ですが、寄り道万歳って感じだ。
息子もすごく丁寧に見ていました。
いつもの思い切りのいい省略ぶりはどこへ行ったって感じ。「真珠の耳飾りの少女」をあんなに早く見る男が、って感じですが、作品が多いのもあるかも。
でもやっぱり、響くものがあったんだと思われます。
絵画も陶芸も、塑像もポスターも、ひとつひとつが見逃せない感じだった。
ポスターのコピーが高校生たちが全部考えたとは思えないくらい、大人びて精神年齢が高いので、
受付の先生にお聞きしたところ、全部生徒たちが自分たちの頭で考えたポスターのだった。
自分の高校生のときなんか、社会への興味なんか全然なかったし、研ぎ澄まされた言葉を考えることもできなかったと思うなあ。
そして、
最後に杜のカフェによっております。
遠野の道の駅で買ったことのある、多田自然農場のチーズタルトがおいしかった。
時々はカフェに寄るくらいの余裕がないとダメだなあと思う。
寄り道やふらっと、ということがきょう一日を楽しくしてくれた気がします。
ではでは☆