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すっかり記事を書き忘れていたのが、

横浜美術館研修に行ったときのレストラン☆


いや、いま美術館研修のレポートをまとめておりまして、

ふと、そう言えばレストランの画像を私は使ったかしらと。


ブラッスrヒー・ティーズ・ミュゼははじめて入りましたー。

いつも美術館の入り口からすぐのカフェ 小倉山(横浜美術館所蔵の

下村観山の「小倉山」からの名前ですが、今度はその「下村観山展」が

控えておりますな)


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横山大観展スペシャルメニューもあったのですが、

ビジネスランチに食べ終わって余力があったらデザートも頼みましょう、

ということで。


まるいテーブルを囲んで座ると、レオナール・フジタの「お誕生日」みたいです(笑)。



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プチ・サラダとプチ・スープ♪

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パンは、ちょっとみたことのないソフトなパンだったので

ギャルソンに聞いたら、「フォカッチャ」だそう。


えっ。


でもこちらはフランス料理をベースにイタリア料理­やスペイン料理のエッセンスも加えて、

ダイナミック(たしかに!)で気軽なフレンチ・スタイルが売りなので、


フランス風のフォカチャなのかもしれん。なんか私はピザの生地で内側が生っぽいイメージ

だったんですが…ってそれ自分が焼いたフォカッチャじゃ(笑)。



オリーブオイルに塩でいただきます。イタリアのパンのなにかに

似た味わいなんだけど、いまだに思い出せない。全体にイタリアの

パンは料理がガツンとしているので塩は控えめか入れないんですよね。


ってイタリアには行ったことがないけど、パンの本もかなり読んでいるので。

(私は読書が趣味といいつつ、その読んでいる本の1/3は食べ物がらみな気がする。

いや書いた人にその意識がなくても、たべものページは克明に覚えているのだった)


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そしてこれが!


メインディッシュの豚肉のカツレツ、なのですが、

パン粉はごく薄く、揚げたというより焼いてあって、

トマトソースが引いてあって、パスタが添えてあるところなんか、


これはオーストリアのウインナ・シュニッツエル…。いやオーストリアに

行ったことはないが、村上春樹がエッセイの中で、


外国の食堂車でビールとたべるウインナ・シュニッツエルについて

色彩感覚のイメージがふくらむ描写をしていたので…何十年も前の本ですけどね。食いしん坊なのでたべものについての文章は一度入ったら忘れないのだ。


メインは二通りから選べるんですが、このカツレツはけっこうデカく、しっかりした噛みごたえだった。



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そしてデザートもやはり頼んでみたい、ということになり、

ここでチーズケーキ派とチョコレートタルト、アイスクリームとみんな好みが分かれました(笑)。


今回の研修は5人でしたが、美術の話だけではなく、けっこうみんな食いしん坊だったので、

チーズケーキのチーズについて、メニューについて、話がつきない(笑)。


いやいちばん話がつきないのはもちろん、美術ですけど。


横山大観展でいちばんよかったのは、私は小川芋銭の「肉案」なんですが、

小川芋銭よかったー、という人がいてすごくうれしい。




横山大観が師匠の岡倉天心とアメリカ滞在中に羽織袴スタイルで

ボストンの街を歩いていたら、現地人に

「チャイニーズか?ジャパニーズか?ジャワか?」

と冷やかされて、


これに対して天心は流暢な英語で、


「私たちは日本の紳士だ。お前こそなんだ、ドンキーかヤンキーかモンキーか?」

と返したというエピソードも教えてもらいました。


日曜美術館でやっていたのかなー。


岡倉天心はどうしてそんなに英語ができたんだろう、通訳をはじめたのも17歳くらいで、

と話したら、


べつの人から、横浜という地域柄、外国人は多かったと思うし、教会も多い町だから宣教師から習ったり

していたのでは~という答えがあって、納得。


それにしても岡倉天心について私はほとんど何も知らなかったんですが、

この横浜美術館にきて、「横山大観展」をみた1時間半ほどの間にどんだけ多くのことを

吸収したんでしょうか。


横浜美術館には「ドガ展」以来、何度も来ているけれど、

それ以前の、まだ建物がこんなに多くなかった頃の横浜美術館を知っている人たちが

一緒だったので、それもふくめて、


このランチは楽しかったです☆


(ああやっと書けた…ではこれから用意して学校行事であります。ではでは)