人生で一度言ってみたいセリフ ブログネタ:人生で一度言ってみたいセリフ 参加中
名台詞はおもにマンガで学んだ(笑)。

きのう書店に「あしたのジョー」のムック本があり、手にとって読んでしまいました。

「燃え尽きたぜ」

くぅー、言ってみてぇ。

しかし、なかなか凡人には燃えることも燃え尽きることも、これが案外難しい。べつにチャンピオンを目指しているわけでもないのに。


へへ、というあの笑い方はすぐできるのに。(自分ではジョーのつもりで「へへ」と笑っているのだが、誰にも分ってもらえない)

「あたしに言わせれば娑婆のほうが地獄さ」

「スケバン刑事」でサキが通称地獄城と呼ばれる鑑別所をさして言う。
鑑別所というか少年院には入れる年齢ではないが、娑婆という言葉を使ってみたい。
でももういい年なので、娑婆とかいうと似合わないだろうなあと自粛しておる。

この時のサキはなんといいましょうか、青年コミックの劇画タッチで、なんだなんだ、なにがあった!
という感じだったが、のちに壮絶な幼年期を過ごしていたことが判明。確かに娑婆の方が地獄である。

あと「娑婆っ気が抜けない」という言葉もどこかで出てきたなあ。娑婆、まあふつう会話に登場しないな。


「あたしにはこれしかないの」

「ハチミツとクローバー」で事故により大怪我をして、利き手がマヒしてしまったはぐちゃんが、
それでも自分には絵しかないと宣言する場面。これしかない、ということがない(笑)。
いろいろあるもんなあ。すべてを失ってもまだなにか残っていそうな、潔くない自分である。


「私の最盛期はここからよ」

言ってみたい。「ちはやふる」の猪熊遙元クイーンのセリフであります。5回優勝すると永世名人、永世クイーンになるんですよね。猪熊さんは4回連続優勝の後、妊娠出産育児のために休んでいたんですが、
30代になってまた復活。しかしあらたなるクイーンへの道は険しい。

続きを読んでいないですが、どうなったでしょうか…。

「きょう、ママンが死んだ」

有名すぎる不条理小説の冒頭ですが、これは昔の翻訳なのでいまの訳はちがうんだろうなあ。
でもこれで読んだので「ママン」なのだ。いい年をした男がママンなんて言うと思いますかっていってもね。


母親が亡くなった時、不謹慎にもこのセリフが浮上し、思わず、

「きょう、ママンが死んだ。もしかしたら昨日かもしれないが、私には分からない」

と思ってしまった。あー、不謹慎。でもママンってたいていは一人しかいないので、チャンスは1回しかないわけで。いやチャンスと言うともっと不謹慎だな。

「わが軍門に下れ」

「百億の昼と千億の夜」で帝釈天が阿修羅王に言うセリフ…。いや軍門という言葉がかっこいいなと思って。それだけだが、軍門もないし、率いている白い象にまたがった兵士たちもいないので、いつ言うんだ?って感じだ。


「どってことない」

「櫻の園」でつみきみほがかっこよかった。演劇部の部長の清水さん(マンガでは志水さん)に、喫煙で補導されて大変だったんじゃない、と声をかけられて、このセリフ。私も使ってみたいが、もう飲酒喫煙で補導うされる年齢じゃないのでムリがある。

いまあるとしたら、禁煙席で喫煙して怒られるくらいかな。でもそれは「どってこない」じゃなくて、大人としていかがなものか、である。

「これでいいのだ!」

説明不要のセリフなのだ!
一日一回は言っているのだ!

大阪マラソンではバカボンパパがこのセリフを言っているイラストのフラッグをもって応援している沿道のひとがいて、すごくすごく励まされたのだ!


これでいいのだ!

最強のセリフですなあ。


「私もあなたの数多くの作品の一つです」

タモリさんの赤塚不二夫さんへの弔辞の言葉。

「飲む場所はあんたが決めといてくれ。じゃあ、いずれ」

いかりや長介さんの荒井注さんへの弔辞。かっこよすぎる。
これは飲み会の前にでも言えそうな気がするが、

飲む場所はあんたが決めといてくれ、って私息子以外に「あんた」って言ったことないですよ。
しかも「あんた」って怒っているときだし。


ああ、世の中どうしてこう名台詞、一度は言ってみたいセリフだらけなのでしょうか。

あ、思い出した。これは実際に口にしたことがあったわ。


「私の底力を見せてあげる」

宇宙飛行士・向井千秋さんがあしたはいよいよ打ち上げだ、という日に万起男さんに言った言葉。
「私の底力を見せてあげるから、よく見ていてね」だったと思う。向井千秋さんらしく、爽やかに言ったんだと思う。

私もこのセリフを言ってみたかったので、「大食い王決定戦 春の女王戦」の決勝で言ってみました。
んー、言ってはみましたが、結果をみると底力意味なしでしたな(笑)。勝ったんだけどさ。


私が底力を発揮したのはその時ではないが、底力という言葉はすきなので、自分に葉っぱをかけたいときは、

底力。

という言葉を思い出して頑張っておるのです。

「ここでオレがホームをつかなきゃ勝てない!もうキャプテンもオレも投げられやしないんだっ!」

「キャプテン」で2度目の対青葉戦。

一度目はなりふりかまわず選手を交代させた青葉の前に屈したが、野球連盟から待ったがかかり、再試合。ここで青葉に勝てば真の日本一は無名の墨谷二中だ。

谷口のヒットで同点に漕ぎつけたあと、三塁を蹴ったイガラシのセリフです。無謀すぎる盗塁だが、イガラシはやりきった。

このセリフを口にしたわけではないですが、

一昨日、JR東北京浜線浜松町ホームを降りて東北新幹線やまびこのホームまで走り、駆け上がったとき脳裏にはイガラシのこのセリフがありましたね。


「ここでやまびこのホームに着かなきゃ帰れない!もうこれを逃したら帰れやしないんだっ!」

おかげで二度とできない自己記録を更新しちゃいましたよ。


いやー、名セリフは効くなあ!!