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それは学生時代です。




ってふつーすぎてつまんない?


私が勉強って面白い!と気づいたのは中一の2学期でしたが、今思えばそれはゲーム感覚でした。教科書の問題を解いたり、問題集をやったりすれば点数がさくさく採れて、偏差値がおもしろいように上がる、という。小学校時代があまりに悪かったので、その上昇ぶりが笑えて、のめりこんだ。


それはそれで大切な土台作りだったとは思うけれど、一番ってほどじゃない。


一番勉強したのは短大時代ですねー。


1年生の時は国文科の学生でしたから、朝から晩まで国文づけ。本をよむのが好きで、司書の資格を取るべく入った短大だったのですが、


勉強がこんなにおもしろくなるとは思っても見なかった。資格さえ取れればなんでもいいや、って思って入りましたじつは。私の勉強したかったのは心理学だったので。


でも入ってみたら、国文ってこんなにおもしろいのかと。


先生がよかったとか、教え方がいいとか、そんな次元じゃないんですね。

短大の先生方はヒントをくれるけれど、それをどこまで深く深くもぐってやるかは本人の、


道楽。自分のおもしろいと思うことは自分次第、っていうか。



勉強って楽しい!


調べるのって痛快!


拙いながらも自分で調べて考えた結論を発表するのって、気持ちいい!



というわけで、高校時代じつはそれほど得意ではなかった古文がここにきてすきになり、

(英語は本気の赤点野郎、古文は平均そこそこでどうやって国文科に入ったのであろうか。

いちおう7倍の倍率の公立短大だったのだが。はっきり言って入るときより、入ってからの方が真面目に勉強してました)


ほかの学生はあたりまえに古文の基本ができているし、私のように漢字がじつは苦手、ということもないので、演習などでは絶好調でありつつも、つまんない漢字の間違いを指摘されたり、古文の基本がないので、どうでもいいところにひっかかって何時間も調べ物をしたり、


頓珍漢なことは山ほどやりました。


それでも朝起きると、さあ、学校の図書館であれとあれとあれを借りて、コピーを頼んで、バイトが終わったら演習の準備をして、


と考えるのがすごく楽しかった。


べつに物凄い短大ではなかったんだけれど、勉強大好き!演習楽しい!というタイプの学生は私だけじゃなかったし、その一方で頭がいい学生でそういう学校の勉強には熱心じゃないけど、という学生もいて、


それでもみんな仲が良かった。今思えば不思議だけど、本がすきというのを高校までは全面的に出すと変人扱いをうけるんですね。


短大では授業の合間や昼休みに本を読んでいるのはごはんをたべたり、髪をとかしたりするのとおなじくらい、ありふれた光景だった。


そういう雰囲気の学校に入れたことがうれしくて、勉強が大好きになったんだと思います。


1年生の時は古文と国語学(国語国文学科だったから)をがんばっていて、2年生では司書になるべく、公務員試験のための勉強をやってました。


これも朝起きた時に、よし!きょうはこの問題集を一冊終わらせるっ!と思って実際その通りにするのだった。授業をきちっと聞きつつも、机の下には「図書館ハンドブック」。


私は短大の2年間で取れる限りの単位を取った最高記録保持者だと思われる。少なくとも短大のカリキュラムがいきなり変わっていない限り、あれは無理だと思う(笑)。


だって私、月曜日から金曜日まで毎日4コマ授業に出て、夏休みにしかやらない特別講義の単位もキチッと取ってましたもん(笑)。


そしてさらに公務員試験の勉強も毎日ノルマを課してやりつづける。


この短大時代、ほかにも自治会長の仕事もやっていたんですが、本当にこんな私にもそんな時代があったのか!ってくらい、なんだろう、すごく燃えていた時代でした。


そんなに一生懸命にやったことで覚えているものがあるのか、と言われると笑ってしまいますが、

でも時々、ふとした拍子に、古文のフレーズや言葉や情景が重ね合わせられたり、古典をよんでみよっかな、と気楽に本棚から取り出せたり、その程度ですが、


若い時期に自分の中での精一杯で勉強したことは、自分の脳みその筋肉や骨格を大きくしてくれたんじゃないかなーと思います。あくまで私という大したことのない人間の中での精一杯ですけどね(笑)。