「あなまどい」、素晴らしかったです。
緻密に練り上げられた芝居、照明、音楽。事前学習会でお目にかかった女優さんが、
学習会ではほんとうにきれいな女優さんという感じで、
きょうの午前中の運搬作業でお目にかかったときは作業しやすいウェアに、
ロングソバージュの髪をまとめていて、二十代の女の子のようだった。
そして舞台では後半、敵討ちの旅に出た夫を待ち続け、
老いてしまうのですが、(といってもいまの感覚だとまだ若い50代ですが)、
その老いの表現がまた真に迫っていたというか。
岩手県民会館から出たら、満月まであとすこしの小望月。
今風に言えば、プチ・満月でしょうか。
じつはきょう、息子はおなじ建物のちがうホールで落語を聴いていたんです。
なにをやった?と聞いたら、死体を持って踊るやつ…お!
それはらくだだ。
「立川志らく独演会」でして、同じ日の同じ時間開演だったのです。
「らくだ」の、気のよわい屑屋が酒を呑んで気が大きくなり、ならず者の熊五郎に暴言を吐き、酒を買ってこい、と言うあたりが気に入ったらしいです。
おなじ会館で、江戸を舞台にしたお芝居と、落語。
一緒に出掛けられるようになって、ひとりでもちゃんと見られるようになって、
成長してくれたなあ。親はあっても子は育つ。はっはっは!
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