「百姓貴族」荒川 弘(新書館)
息子が本屋さんで「これ読んでみ?」とオススメしてくれて、そのまま我が家にやってきたマンガです。
これがおもしろいのなんのって。
「鋼の錬金術師」、いまだに読んでいないのですが、読んでみようかなあ~とはげしく思いましたよ。
なにがそんなにおもしろいのかなあと思ったんですが、
作者の荒川弘(ひろむ)さんはマンガ家になる以前、
「七年間北海道で農業に従事していた。父方・母方ともに代々北海道開拓農民の血筋という濃縮100%百姓」
子供の頃からの経験すべてがある意味長期取材だったわけで、
いままで自分が気づかないままにきてしまった、
酪農家の方の痛みを知ることも含めておもしろいのです。
立てない子牛を症例研究に役立てたいので引き取りたい、
という獣医さんに一晩おいて出した結論は、
「ひと息に殺してください」
家畜処理場行のトラックに病気牛や事故牛にまじって、きのうまでマッサージをしたりしいた子牛が乗せられて行く。
そういうこともこの漫画を読まなければ知らないままだったわけで。
野菜泥棒、獣害などよく考えたらひどい話なんだけど、
そこをギャクにしてしまうのは北海道の血なんでしょうか。
2巻まで買ってきましたが、並んで平積みされていた「銀の匙」がおなじティストのように見え、
気になっております。
ってところで畑に行かなきゃ。
追肥追肥支柱たて。
荒川さんからみたら、おままごとだけどなー。
iPhoneからの投稿