段取り力☆齋藤孝 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

eeeeee

photo:01



郡山駅の書店で息子が「進撃の巨人」を抱きしめていた時、

私がパラパラやっていたのが「段取り力」。


たまたま開いたページにアポロ13号のエピソードが載っていて、

「宇宙兄弟」と、向井千秋さんを夫から描いた「君について行こう」(向井万起男)を思い出したんです。


郡山駅駅前のビッグ・アイ23階のプラネタリウムには、

「宇宙兄弟」のアニメ上映のポスターもあったしね。


1970年、月面着陸を目的にヒューストンから打ち上げられたアポロ13号は、宇宙空間信じられない事故に見舞われる。

酸素タンクと燃料電池、電力供給ラインが故障し、水の供給ができなくなった。


この時、管制センター地上スタッフは帰還に向けてのシュミレーションを行い、新たな手順を再構築して宇宙船にいる飛行士に伝達し、飛行士は忠実に実行する。


その伝達方法は、宇宙飛行士はものすごく疲労しているから、

一つ一つの手順を紙に書き、その文字を復唱しながら確認していくという、

原始的なものだったという。


このエピソードで思い出したのが、宇宙飛行士としての訓練を受けていた時の向井千秋さんが、

実験の手順からなにから、すべて一冊のノートに手書きでまとめていたこと。

万起男ちゃん(と千秋さんはいう)がコピーを取るとかもっと簡単な方法にしたら、

とアドバイスすると、宇宙船内ではノートに挟んだ紙が飛んで行って肝心の時に見つからないこともあるかもしれない、
私は実験に集中して、余計なことに神経をつかいたくないのよ、


というようなことを言って、手書きでノートに書き込みつづけたという。


段取りというと、ひたすら簡易でスピーディーというイメージだが、

この原始的な伝達方法は、ゆうに3時間かかったという。


時によっては一見、回り道に見えることが大きな意味での段取りになるということだろうか。



iPhoneからの投稿