チッチーの脳神経外科での診察。
仲間の大工さんが父を送ってきてくれていました。
ドクターの診察の前に、ナースさんから口頭のテストを受けていたのですが、こんな感じ。
私は待合室の長椅子にいて、声を拾っていたんです。
N 「きょうは平成なん年なん月なん日?」
父「あれ、平成…」
N「なん曜日かわかりますか」
父「水曜日」
N「ここはどこですか」
父「○○病院」
N「桜、猫、電車。あとでまた聞くので覚えていてくださいね」
N「100ひく7は?」
父「93」
N「そこから7引くと?」
父(答えられない)
N「私のいう言葉を逆さに言ってください。682 」
父「 2、6 あれ?」
N「さっきの三つの言葉を言ってみてください」
父「あれ?」
N「木 は何でしたか?(とヒントを出す)」
父「桜猫 …」
N「車 はなんでしたか?」
父 (電車は出てこない)
…
あとは聞こえなくなったのですが、
ドクターによると、長谷川式の簡易痴呆スケールによる点数は、
11/30だそう。
私「年齢的にどうなんでしょう」
D「いや、年齢的に考えてもこれは。運転はもうしない方がいい。危ないもの」
どうも父はいつも変わりない、大丈夫、と言っていたらしく、
きょう私がご近所からの目撃情報などと合わせていろいろお話したところ、
父と同じ年齢だというドクターが目を剝いてビックリしていたのが印象的でした。
そう、ちょっと話す分にはほのぼのした受け答えの人だな、って感じなんですよね。
デイサービスは受けられそうな感じの診察結果になり、
ホッとしております。
父が認知症でホッとしているというのも微妙ですけどね。
車をやめようか、と持ちかけたら、来月で車検が切れるんだ、というので、
じゃあ、とにかく乗らないでね、来週きた時に免許証は警察に返しに行こうね、
と話して、
新たに加わった認知症のお薬(記憶をよくするらしい。副作用もあるので、段階的にふやす)を忘れず飲むように言って、
領収書にでっかく来週の介護認定の日時を書いて渡したのでした。
ふう。
肩の荷が下りたんだかさらに重くなったんだかわからないけど、
父を病院に連れてきてくれる友達がいてうれしい。
それだけは確かだ。
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