きのう書きかけて倒れ練しちゃった記事を朝風呂で☆
盛岡劇場~祝100周年☆
全日本わんこそば選手権でオンステージしていた時代から、
観客になって通っているいままで7年。劇場自体もすきだーーー(特にタウンホールが)
「カフェの可笑しな日」劇集団たつ2000 盛岡劇場タウンホール
疲れていたのでやめるかなあと思っていたのですが、
検索したら別役実の作品も演ったことがある劇団だ~とわかり、
見さいがねばまいね!
となぜか津軽衆になって、
神も照覧あれ、うちを出てから青信号ばかりで約10分、開演7分前に到着!
見さきていがったじゃ~。
と不自然な南部訛りになる私は伊達の出身。
カフェにやってきた8人のお客さんと彼らに翻弄されるマスター兼ギャルソン。
黒のベストにショートタイプのエプロン、黒メガネの萌え要素いっぱいの青年のオープンカフェに、
常連の紳士がやってきて、新聞を広げます。
つづいて、
認知症のおじいちゃんと孫娘。
おじいちゃんはひとりでお茶をしている紳士が気になって仕方がなく、
初対面なのに同級生と思い込んで話しかけます。
苦笑いしつつも話し相手になる紳士と絶好調のおじいちゃん。
ふたりが席を立つと、建築現場で働く二人の男がやってきます。
それから若い二人組の女性。
さらに自分の夫とはぐれたご婦人。この婦人が強烈にど厚かましいおばさんなのですが、
最初からいる紳士はこの婦人にも絡まれます。
大きな事件は起こらないのですが、
岩手の方言、なまりが新鮮で、
カフェのマスターは語尾だけの控えめの訛り、
作業着のふたりの強烈な訛りなど岩手のことばの響きの多彩さを楽しみました。
すべてのお客さんを送り出した青年が、
「きょうは可笑しな日だった」
と嘆息して物語は閉じられます。
こう書くと淡々としすぎているようですが、
おじいちゃんに困惑する孫娘、
若い現場監督にいきり立つ同僚を止める作業員、
夢身がちな友人のカフェのマスターへのアプローチに辟易する連れの女性、
など理不尽な人間関係が思わず笑っちゃう台詞と身振りに表されていて、
特に二人の老人役の男性がリアルでおかしかった。
アンチクライマックスの一幕ものですが、この劇団のお芝居がもっと見たいと思いました。
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