三井記念美術館のショップで売っていた「狂言にアクセス」。
能・狂言の教養があればもっといろんな絵や文学やお芝居が楽しめそう!
と思って。
私は教養はないけど、本はノンジャンルですきなので、ワクワクしながら購入。
「首引」
娘のお食い初めに剛力の武人を食べさせてやろうという鬼と、
そうはさせない武人との力くらべ、だそうです。こんな狂言もあるんだ、こんな能もあるんだ~と三井記念美術館の「河鍋暁斎の能・狂言画」の解説を読みながらも思ったけれど、
さらにいろいろありますなあ。
暁斎は骸骨に首引きをさせていて、わ、可笑しいなあ、骸骨が首を引き合うなんて、
と思っていましたが、こういう狂言があることを知ると、
さらに味わいが増しますなあ。
けっこうなお点前でした、と言いたくなる骸骨の茶の湯。
どうすればこの発想にいたるのでしょう。
技術があるからなんでも来いなのか、
奇想が腕を磨かせるのか。
暁斎は着衣の絵では裸の人物を描き、その上に服の下書きをしています。
能・狂言の舞台や稽古を見ながら、
暁斎にはさらに肉の下の骨格がきれいに見て取れたのではないでしょうか。
始めに奇想ありきなのか、絵がすきでそのためなら生首を拾って帰るのも辞さない神経が絵の神経とつながっていっるのか、
腕が上がれば上がるほど、誰にも描けない凄い絵を描き、
ユーモアのセンスも、骸骨に骨の扇子をもたせるほどに上がるのであった…って暁斎の絵の1/1000もおもしろくないダジャレでしたすみません。
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