「日本美術応援団」シリーズ。出版社は違っても表紙をみれば一目瞭然。
今回はいわゆる美術館ではないけれど、そこに美や発見があるという点で、
広い意味の日本美術応援団活動。
私もここには前から行きたかったんです。
網走刑務所。
子ども時代に夢中だった永井豪先生の漫画のタイトルにも、高校時代爆笑しながら読んでいたジャンプ系の劇画にも網走刑務所への憧れ?を募らせるものがありました。
山田風太郎の「地の果ての獄」とか、吉村昭の「破獄」も。
あとこのおふたりが激賞する農作業風景。
人形も野菜も作り物ですが良くできてるなあ。
大阪のゴミ処理場も行って見たい。
昔から憧れの明大博物館の刑事部門。
高校時代愛読していた倉橋由美子が明大だったせいで(とあとで気づいた)、小説の中に鉄の処女が出てくるんだよね。単なる喫茶店のインテリアなんだけど、
実物が明大博物館にあると知って、いつかみたいなあと。
赤瀬川原平さんのお話で学生運動の盛んだった頃の明大の雰囲気もつかめて、
処女作の「パルタイ」や「貝の中」から30代の「夢の浮橋」まで一貫して学生運動への嫌悪をにじませていたのも、わかる気がしました。
対談でワンピースを着て通学しただけで説教(オルグというのでしょうか)された、とか言ってたなあ。
学生運動なんか影も形もない時代の高校生だったので、せいぜい、民青はわかるかなくらいだった。
鉄の処女、いつかみたいもの物件のひとつですねー。いつかに期限をつけなければ一生いつかで終わっちゃうのかもしれないのだが。
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