ランニングのときはこの反対側から眺めているので、
印象がだいぶ変わりますなあ。
美術館を背にすると岩手山が青くシャープだった。
宇都宮美術館コレクションによるマルク・シャガール版画展
4月6日~5月6日
マルク・シャガールは生涯を通じて2000点もの版画を生み出し、
この展覧会では約150点が紹介されています。
図録はない代わりに、受付で申し出るとこのパンフレットをもらえます。
パンフレットと言ってもこの内容なので、岩手県立美術館って良心的だなあと思う。
美術館によっては出品リストはありません、というところもあり(図録は売っているし音声ガイドはあるけど)、
ケチ!と思ったりする私なのだった。
「ダフニスとクロエ」のあかるい色彩が気に入って、ここだけ何回か戻ってみた。
「聖書」はエッチングで、形や陰影の付け方がよかった。
豪華絵本のための連作は物語を読んでいるようだったけど、モノクロームの「わが生涯」も幻想とリアルの入り混じった感じが映画的。
生まれた時、住んでいた一帯が火事になり、
仮死状態で生まれてきたとか、
存在感のない大人しいお父さんと、口八丁手八丁のやり手で小商いをするお母さんとか。
きょうは色彩と陰影だけ見たけれど、本展のギャラリートークを聴いてからまたじっくり眺めたいなあ。
(地元の美術館はその点気軽に来られてうれしい)
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