これは3/30の夜、六本木のサントリー美術館で「歌舞伎ー江戸の芝居小屋」展をみたあと、
レストランで桜を眺めながらコース、
というのもなんだし、
息子はステーキがすきなので喜ぶのはわかっていたけど、六本木のディナーに小学生はカップルのムードぶち壊しだろ(笑)。
お弁当を買って車内で食べることにして、
私はリキッドライス(笑)。ドイツ人はビールを液体のパンというそうなので、
日本酒は液体のごはんだ。炭酸の日本酒は去年、秋田ふるさと村で買って以来ですが、
炭酸ならシャンパン感覚でおいしく呑めるし、
いかにも花見で一献的なコーディネートが気に入って。瓢クッキーもロックソルトが効いて酒のつまみにあっていた。
この本は杉浦日向子さんが若い、二十代からの江戸についての文章と挿絵がまとめられていて、
心地よさのなかに、
十五年後、自分は十歳くらいの男の子がいて、下町に亭主と親子三人住んでいて、
というような、
ほんとうにそう思っていたのか、そうだったらいいけど、結婚しないだろうなあと思っていたのか。
長い髪をひとつにまとめた若い頃の杉浦日向子さんの顔を思い出すと、
心地よさのなかにチクっと刺すものがあり、
それは昭和平成の時代に生きながら、江戸を恋う杉浦さんの感じに似ているのかもしれない、
などと思いながら小田原で降りた私だった。
翌日は湯河原温泉オレンジマラソンでした。飛脚や駕籠かきを思いながら絶景を走ったなあ。
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