「風が強く吹いている」、
おもしろかったんです、確かに。
でもやっぱり、
実在する市民ランナーの利根川裕雄さんの、
40代で5000mを14:15.35に打たれる。
フルマラソン2:19.34(2011年)。
それまで日本人の40代でフルマラソンを2時間20分を切ったのは、ロサンゼルス五輪4位入賞の経験を持つ宗猛さんのみ。
この現実の方がマンガの中の超人的な加速や成長より、興味深く刺激的だ。
(「ランナーズ」2013年3月号)
また現役の医師で日本医師ジョガーズ連盟理事の小嵐正治さんの、
ウルトラマラソン通算116回完走、
昨年もウルトラマラソン7回、フルマラソン10回、ハーフ7回出場を果たしているという現実。
マラソンを描いた小説よりマンガより、リアルがおもしろいと感じる。
自分も走っているからなのか、歳のせいなのかわからないけど、
表紙のこの美しいランナーが、ハーフ2時間切りが目標です、というのを読むと、
わ!わかる!とうれしくなる。
フルマラソン2:30前後のランナーもいれば、私みたいにフルマラソン初挑戦のランナーも、ウルトラマラソンに何度も挑戦し完走しているランナーもいて、
レベルが違うのは確かなんだけど、
それでもまったく理解できないということはないんです。
タイムを縮めたい。
効率的な練習方法を探したい。
みんな同じことを考えているなーと思う。
マラソン大会の申し込み時の情熱が、本番まで続くだろうかという不安もわかる。
10km走れるようになったばかりなのに、何ヶ月も先のハーフマラソンに申し込むヤケクソの気持ち(笑)。自分を恃む気持ちもあるけれど、
退路を断つ
に近いものがある(笑)。
ハーフの大会でさえまだ出る前に東京マラソン申し込み。やっちゃったのか?と思いながら申し込んだなあ。
抽選結果が出た頃にはハーフ完走を2回でいくらかは自信がついていたけど、
そこから東京マラソンまで距離が伸びるのか、情熱が続くのか、
そんな未来のことまで責任はもてません。でもワンシーズンからツーシーズン先に申し込んでおかないと出場できないので…。
日々の練習は地道なのに、
エントリーは博打!!
この落差こそ私がマラソンにはまった原因かもしれません(笑)。
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