あー、座れてほっとする。
椅子に座れるまで、荷物は床に置いて、ストレッチをやっていたんです。
1時間に一度は体を動かさないとなまる気がするんですよね最近。
運動したあとの苺、しみるー。
大きくて甘い、やわらかな果肉の苺ですよ。宮城の品新種、「もういっこ」。
JRの在来線から新幹線乗り場に向かう途中で宮城県の復興祈念の物販をやっていて、
なにか買ってあげたいなあと思っていたら、
苺がっ!!
私がかねてから一度はやりたいと思っていたのが「多江さんごっこ」。
中里恒子のベストセラーで映画ではミスキャストなんだが吉永小百合が演じた、「時雨の記」のヒロイン多江さん。
吉永小百合みたいな正統派の美人じゃないほうが多江さんっぽいと思うのですが、
原作の多江さんが私はすきで、いろいろ影響を受けてやらかしたもんです。
千代紙を集めたり、茶道を習ったり天ぷらを塩でたべたり。
(でもやっぱり醤油でたべるのがすきだな。天つゆはせっかくの衣がびしょびしょになるのが疑問)
多江さんは未亡人なのだが、彼女のもとに通う妻子のある男がいて、ふたりとももう50代(くらいだと思う)なんだが、
その恋の情緒のあるところがすきだった。
しかしなかでもいちばんズキズキしたのは、多江さんが鉄道で旅に出る時に、苺のショートケーキを丸ごと、汽車の中で召し上がりなさい、
と差し出すんです、相手の男が。
憧れてピース500円くらいの上等ショートケーキをたべたこともありますが、
ホールの苺のショートケーキを動く車窓でたべるという贅沢には及ばないわ。
しかし、
小さなホールケーキと同じくらいの価格の苺を新幹線でたべるなら、
もっと贅沢。
という野望が閃いてしまったのですよ。
しかし大粒苺って思い出しましたが、これが少したべただけでおなかいっぱいになるものですね。
苺のビタミンCはストレスの強い味方でもあります。
新幹線のお供は大きな甘い苺と村上春樹の分厚い文庫本エッセイ。こないだラジオの朗読を聴いた「遠い太鼓」。
きょうはビールにジャガリコじゃないのよ(笑)。
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