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断然、
美輪明宏!
テレビは見られなくて、ラジオを聴いていたんだけど、
「ヨイトマケの唄」については美輪さんの自伝でも知っていたし、
一度だけテレビで男装(も変だが)の美輪さんが歌っているのを聴いて、
あー、もう一度あの歌声に再会できるんだ!と思って楽しみにしていました。
ラジオから、あの、力強い掛け声が聴こえた。
それは体を張って男とおなじ力仕事をやっている誇りと、
重労働に歯を食いしばり、人生に立ち向かう女の声だった。
美輪さんは最初に貧しさに負けない、気丈な母になり、
学校で囃されて泣きながら母ちゃんのところに走った子どもになり、
最後にそんな母ちゃんのおかげで、立派なエンジニアになった青年になった。
声と歌詞だけでまるで演劇の舞台が浮かぶようだった。
美輪さんはテレビやエッセイで女のひとは美しくなくては、と、
美にこだわり、美しい言葉遣いをしなさい、姿を整えなさい、と
繰り返しているけれど、
「ヨイトマケの唄」の母ちゃんの精神的なうつくしさ、気高さはどうだろう。
大地に足を踏ん張り、私はここに生きている、
なにがあっても子どもを守って生き抜いてみせる、
と日焼けした顔に強い光を宿した目がこちらをまっすぐに見ている。
太陽の眼差しのような、強い輝きと熱を感じた。
すばらしかった。
その一語に尽きる。