女川町つながる図書館訪問 2 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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女川町つながる図書館の絵本の部屋の入口壁面にかけられた、


無条件に楽しく明るい気持ちになれる大きな絵は、


武内 祐人さんがこちらを会場にして、イベントとして描いた作品だそうです。


そういうお話を伺えたのもよかった。

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絵本の部屋の本棚と本棚のあいだの狭い通路に座って、


カードで遊ぶ男の子たち。


図書館って、べつに本を読むところとか本を借りるところ、


ってだけじゃないと思うんです、図書館にくることでホッとできる子どもがいたら、

それも図書館の役割だと思う、そんなことを司書の山下さんにお話し、

うなづいていただけました。




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木の本棚に、床に敷かれたブルーと白の市松模様のカーペットが温かみのある雰囲気を醸しています。


絵本は世界中から送られてきたんですって。


だから、



「はらぺこあおむし」などの絵本の原語ヴァージョンの絵本もセットでフェイス陳列(って図書館ギョーカイでは言わないか)されていて、

英語の先生と司書の方のバイリンガル読み聞かせもあるそうです。


それにしても選書のセンスのいいことと言ったら。


と思ったのですが、全国、世界から送られてきた本で構成されているそう。



ただ、それを魅力のある棚にしているのは、


震災で流される以前から図書館ではたらいていた2名の司書の方の存在だと思いました。


図書館の再建に必要なものは人だ、と元木さんに伺って、


ほんとうにその通りだなあと。

絵本の部屋のさまざまな小さな工夫や小物や飾り付けがどれだけ訪れた利用者の心を明るくすることか。


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天井の四隅(かな?)に吊るされたこの豆型のミラーは、元木さんのアイディア。雲を表しているそうです。iPadをもった私が写ってしまった(笑)。

全体の印象をうまく伝えられる写真が撮れてなくて残念です。



あの明るさや生き生きとして楽しい雰囲気はふたりの司書の方が工夫して楽しみながらつくりだしたもので、


こんなに気持ちのいい図書館に、もっとたくさんのひとが訪れてくれたらと思いました。


私は盛岡ですから停電も2日くらいでしたが、


震災のあとは図書館はどこも開館していないし、


たぶん無理だなと思っていた書店が営業していて、


落とした照明のなかで静かに本を読み続けているひとたちの姿や、


「てれびくん」がふつうに売っていて、あー、ふつうってなんてありがたいんだろう、

と目が熱くなったりしたことをいまでも忘れられない。


ひどいショックを受けた時、活字に触れたくなり、書物の形をしたものに物理的に触れて安心したくなる。


それは私だけじゃなくて、みんなそうだったのじゃないかと。

女川町つながる図書館には全国・世界から支援の手が差し伸べられていました。


復興はこれからなのだと思いましたが、


手を差し伸べるひとが確かにいるということを感じられることも、女川町つながる図書館の存在意義なのかもしれないと考えた私でした。




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