こんばんは。
お風呂に行く途中(部屋にももちろんあるのだが)でパソコンルームがあり、
好奇心で自分のブログを検索して(菅原初代で空恐ろしいほどでてくる…しかもおおむね自分のことだ。同姓同名はかなしいくらい少ない)、
ブログのIDとパスワードを入力してブログを書いてみているです。
久しぶりだなぁほんとに。
ちょっと古いウィンドウズみたいで、フォントのドットも荒いんだけどiPadより速く打てるのねやぱし。
時々自分はすべてにおいて人より遅いなぁと思ったりします。
食べるのと本を読むのと寝つきは鬼か神のように速いですが、
速いと早いはちがうね。
結婚も子供を産むのも、運転免許を取るのも、近視の眼鏡をかけたのも、
運動って楽しい!と気づいたのも、旅行や温泉がいいもんだとわかったのも、
そのほかいろんなことが遅いんです。
ふつう、若いころにスポーツに励んだり勉強したり恋愛したり、コンサートを見に行ったりするんじゃないかと思うんだけどね。
私の最盛期は2歳で終わり(祖父談)、あとは余生みたいな感じでずっときましたが、
この頃思っていたより自分は長く生きるのかもしれないと思って、
ずっといやだいやだきらいだきらいだ、と思っていた運動というか、走ることからはじめて、
筋トレもなんて楽しい世界なんだとか思って!
ストレッチは小さい頃から嫌いじゃなかったので、それだけはよかったけど、水泳以外でほめられたことは
一切なかったのにね。
この調子でいくと、まさかあれだけは、と思っていたウィンタースポーツにも手を染めるかもしれません。
登山は低い山のハイキングくらいならやりたいなあと思っていて、そのくらいならいっか、とも思うんですが、
二十歳のころ、公務員の同期仲間(ってことはほとんど年上)に誘われていやいや行った尾瀬沼にすすんでかけるかもしれないと思うと、
私のハタチと知己はふつーの逆だよな、と思う。
旅行が嫌いだったのは、車酔いがひどかったからと思っていたけれど、車酔いは完全に治ったわけじゃなくて、現にきょうもタクシーに乗ったら酔ったし。吐くほどじゃないのが幸いですが、あー、治るってこともないんだと。
酔わないのは自分で運転しているからなんですね。
ってことで来年の自己目標に、
旅先でレンタカーを借りる。
を入れたいと思う。
そんなこと、だれでもさっさかやっていることだとは思うけれど、
iPodに音楽をダウンロードして入れる、でさえ、最近になってできるようになったくらいなので、
レンタカーを借りられたら私の中ではそうとう画期的な出来事だ。
フェリーにマイカーを積んで北海道、も、はじめてやったときは自分に感動した(笑)。
フェリー会社に予約して、時間に遅れないように着いて、受付して。あたりまえっていうか、誰でもふつーにやることよね。でも自分を全然信用していないというか、自分を低くみつもっているので、
わ。
できたんだこんなことが。
とびっくりするわけ。
フェリーは青森から函館以外は経験したことがないので、
いつかもっと長距離フェリーに乗ってみたい。船酔いはそれほどしないみたい。
若いころはこういう、やってみたいことなんて全然思いつきもしなかった。
いやほんとに。
最近見たばかりのフェデリコ・フェリーニの「甘い生活」のなかに、
「年寄りを生き生きとさせるのは思い出なんかじゃない。未来の計画だ」
というようなセリフが出てきて、痺れた。
あらすじなんかどうでもいいような映画で、女優の肉体美や金髪のたなびくさまや、肌の白い輝きが残っているんですが、
セリフだけは唐突に哲学的でよかった。唐突過ぎるのだけれど。
私も思い出に浸ることなどあまりなく、
いつも未来のことばかり考えて生きている。
2歳でお前の最盛期は終わったと祖父に断言された6歳からずっと。