ナント美術館名品展 珠玉のフランス近代絵画
秋田市立千秋美術館
~12/16(日)
全60点でしたが、
☆19世紀フランス絵画~ロマン主義からから印象主義へ~
☆20世紀フランス絵画~ポスト印象主義からモダンアートへ~
に分けられており、
私はロマン主義と相性がよろしくないことがわかりました(笑)。
「白人奴隷」
アングルの「トルコ風呂」を連想させるこの作品は、ポスターにも使われているくらいで、
やはり惹きつけるものがあります。
白人奴隷の制度があったのかと歴史にも暗い私なんか早とちりしてしまいましたが、
すべてはジャン=ジュー=アントワーヌ・ルコント・デュ・ヌイの空想(笑)。
仇っぽい感じもあり、おもしろい作品です。
デュ・ヌイは1842年生まれで、ルノワール41年、モネ40年生まれですから、
年齢的には印象派ですが、やや古めかしい絵がすきな画家だったのかなあ。
クロード・モネの「ヴェネツィアのゴンドラ」。
筆の運び方がリラックスして一息に描いたようにみえますが、
これが離れれば離れるほど、波の反射や船の影が浮かび上がるようで。
一連の睡蓮とはちがうタッチで新鮮でした。
エドガー・マクサンス「森の精」
ギュスターヴ・モローに学んだ画家だそうです。アカデミックなのも宜なるかな。
一目で気に入った絵ですが、どことなくクリムトの絵にも通じる退廃的なものもありますね。
そしてこれが、マリー・ローランサンの「ユディト」(1930)です。
リヒテンシュタイン展のクリストファーノ・アッローリの「ホロフェルネスの首を持つユディト」(1613)
カポディモンテ美術館展(2010年)、アルテミジア・ジェンティレスキ「ユディトとホロフェルネス」(1612-13)
ユディトのイメージがガラガラ変わりますね。
私は一番最初に見たのが、給食センターのおばさんみたいな逞しい彼女だったので、
マリー・ローランサンのユディトには、
ええええーーーー!
でした。
「伝統的な図像では年老いた侍女が女主人の所業に恐れおののく」(「カポディモンテ美術館展 図録」)
のですからジェンティレスキの共謀している侍女は伝統的な図像からははずれるのでしょうが、
画家のこれをどうしても描かずにいられない情念を感じて、やはり惹かれるのでした。
給食センターのおばさんが浮かぶのは「綱引いちゃった!」のあとだからですね。
まえは弁当工場の深夜パートの主婦を連想しました。桐野夏生の「OUT」。
たまたまでしょうが、
両方に出ている西田尚美に、やっぱりほかの役者さんより、注目していた気がします。
しあわせになれ!みたいな。お芝居なんだけど。
「OUT」ではユディトさながら殺した夫の処理に困って、主人公の原田美枝子と倍賞美津子に丸投げしていた西田尚美が、
今度は血のつながりのない(結婚相手の連れ子で、夫は子どもが小さいうちに死亡)息子を一生懸命育てていて泣けた。
ってなにを混同しているのか。「OUT」は予定日2日前にみたんだよなあ。
妊婦のおなかを蹴る夫をみて、う、胎教に悪いなあと思いましたが、
予定日2日前に「OUT」を見に来ている時点でアウトだと思う(笑)。
おっと、話がずれましたね。
ユディトを描いた作品はまだまだあるのだろうと思いますが、
一度、全部並べてみせてもらいたいもんです。
ではでは☆
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