みゆきさんコンサート「縁会」では、
新作の「常夜灯」からの曲が多いのは当たり前のことですが、
初期のアルバムからの「真っ直ぐな線」や「悲しいことはいつもある」が、
「常夜灯」(アルバム「常夜灯」のなかの曲の)に繋がっている印象を受けました。
逆ですね、初期からずっとあった、シャンソン風のけだるい雰囲気のシンプルな詩想のものが「常夜灯」まで辿り着いたというか。
「最後の女神」の、
心は変わる 誰もが変わる
変わりゆけ変わりゆけ もっと好きになれ
と
「世情」の
変わらない夢を 見たがる者たちと闘うため
の対句のようなフレーズ。
この2曲は離されていたので、単なる考えすぎだと思います(笑)。
真昼間や陽射しはあまり登場しないみゆきさんの歌ですが、
「月」「夜」「夢」「泣(涙)」をキーワードにした歌が多かったように思います。
1部ではそこまでキーワードが目立たない、わりあい知られた曲目でマイルドな構成ですが、
「縁」がかかったときはドキッとしました。恋の歌にも思えますが、
いまの時代に歌う時、失恋にとどまらず、
喪われたかけがえのないものへの哀悼とも聴こえるからで。
「空と君のあいだに」から「風の笛」まで、
1部には涙を吹き飛ばす爽やかな風のが吹き渡っていた気がします。
2部は出だしから「3分後に捨ててもいい」で星空を眺める描写があり、
「常夜灯」
「地上の星」(星は夜に輝くものですから)
「夜の翼」
「泣きたい夜に」
と、
夜シリーズが。
間におかれた「悲しいことはいつもある」もどこかに夜があるのか。いやない、ないはずだ。
これは「泣」に分類される歌であり、「夜」と「泣」を繋ぐのが、
「泣きたい夜に」なのだと思います。
その夜シリーズのあとは、
「時代」「倒木の敗者復活戦」(みゆきさんの曲のタイトルとしては収まりが悪いように思うが、そこは承知であえて、なのだろう)
と、「泣(涙)」のキーワードの歌がつづき、
「月はそこにいる」がラスト。
これはLIVEで聴くとスケールの大きさが迫ってくる歌でした。
そんなセットがあったわけではないですが、
大きな月が迫ってくるような、またはエジプトの砂漠で月を見上げているような気がしました。
ここで照明やセットで月を出されたら返って白けたかも。
アンコールで白いシャツに黒地に白の模様のジレ、細身のジーンズに着替えてギターを抱えたみゆきさんが登場。
「恩知らず」
「パラダイス・カフェ」
で音が華やかに広がって、コンサート自体が、
パラダイス・カフェ
だったのだなあと思ったところで、
最後の最後はちょっと意外な曲でした。
「地上の星」があるから下の句としてのこの曲になったのかな。
私が歌に重ねたのは「さんてつ」でしたが、
いろんな聴き方があり、
解釈があり、
イメージができるコンサートでした☆
(いちおうまとめは終わったのですが、また思い出しては書きそうです)
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