3階席のいちばん後ろだったので、
セットと照明を味わうことではバッチリの席でした(笑)。
はじめは、鉄筋の足場を組んだ工事現場みたいと思い、
照明で赤く染まった時は、
ブリューゲルのバベルの塔のようにも見えました。
バベルの塔は旧約聖書の中に出てくるエピソードのひとつで、
神に対して不遜にも天に届く高い高い塔を建てようとしていた人類に、
神からの報復は言葉をバラバラにして塔を未完成のまま、人類を混乱の中においた、
というようなものだったと思います。
(すみません、あらゆることに無知ですが、聖書は小学校時代に子供向けのものを読んだきりです)
高校の世界史で「バルバロイ」(蛮人)という言葉が「バベルの塔」と同じ語源だと習った気がします。
なにを喋っているかわからないひとを、バルバロイ、野蛮人と呼ぶのだと。
赤黒く染まったセットは混乱にありながらも、けっこう楽しそうに暮らしている人々のバベルの塔にも見えたのでした。
また、
照明の変化によっては、
蟻の巣の断面図にも見え、しかもアリンコじゃなくてなぜかそこで、キリギリスたちがヴァイオリンを弾いたり、
コーラスしたり、
ギターを弾いたりしている、謎のイソップ寓話(笑)。「ランナーズ・ハイ」は歌わなかったのですが、
コンサートでは歌った曲目だけが届いた歌とも限らないですし。
アンコールの「恩知らず」、
そして、
「パラダイス・カフェ」では緑と紫に染め上げられて、ライトアップされたスカイツリーのようだった。
ミュージシャンが立っている高さの違うステージの面が照らされると工事現場ですが、
足場状態の縦の面が強調されると、塔のようになり、
アルバム「パラダイス・カフェ」はすきな歌が多いのですが、
「恩知らず」のPVのあの衣裳で歌われた「パラダイス・カフェ」は照明デザインとアレンジが一体になって、
強い印象を残しました。
帰りの車で息子と「特撮博物館」みたいだったね!と話しましたが、
特撮…いや、賛辞なんだが、
べつにみゆきさんが巨神兵になったわけじゃないです☆
息子は照明の紫と緑がエヴァのようだったと独自の見解を申しております。
エヴァンゲリオンにも詳しくないので、
いろんな見方ができるセットだったなあと思う次第です☆
光があれば影もできるわけで、高いところからみゆきさんにピンが真っ直ぐに降りているのも3階席の特権(とほほ)でみえ、
ある曲では虚像が大きくなるような照明で、ヴァイオリンの女性のシルエットが壁面に大きく映ったり、
アンコールの3曲ではセットのいちばん高いところで演奏していた(ビルの3階くらいあったかも)ミュージシャンたちの影がステージの壁に黒く映ったのですが、
それは街のシルエットのようにも見えました。
光の色も影もおもしろかった。
歌を聴くならみゆきさんのCDをひとりで聴くのがいちばん言葉も声も音もよく届く。
でも、
CDでは光と音楽が絡み合い、コンサート自体がひとつの生き物のようにみえる瞬間には出会えないなあと。
高く組み上げられたセットは照明デザインとあいまって、
現代建築のようにも、特撮のセットのようにも、なんならエッシャーのありえない建築物のシリーズのようにも見え、
いろいろ想像をかきてたててくれました。
ふう、
書きたかったことを書いたぞう。
もしかしたら、
きのうメッセージが読まれたのは日々ブログを書き続けてきたから、それがいいトレーニングになって、
あ、このメッセージいいんじゃない、となったのかも、とすべてをよい方にとる私であった。
ではでは☆
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