トーク(講演ではなく、トークとプログラムにはありましたので)と質疑応答のなかで、
松岡享子さんの言葉に、
たんに図書館ボランティアや読み聞かせだけではなく、
広く人生に通じるような言葉を頂いたので書き留めておきます。
(松岡享子さんが話されているときのチャーミングな表情に魅了されて、
メモが走り書きで完璧のこの通りというわけじゃないです)
・Chain of Reading
本に書かれた言葉ががひとに影響を与え、そのひとからまた次のひとへ鎖のように、ネットワークのように言葉や思想がつながって、広がって行くこと。
松岡享子さんはガンジーを尊敬しているのですが、ガンジーはソローの「森の生活」に影響を受け、また市民的不服従を唱えたマーティン・ルーサー牧師はガンジーに影響を受け。
余談ながら、このマーティン牧師はまえに読み聞かせで選んだ、「ローザ」(バスボイコット運動)にも登場していたので、
なにかあの絵本を選んだのは間違ってなかった、と思いました。
またまた横道にそれますが、
私、土曜にうけたJPICの読み聞かせ講習で、
マイクを通してやる読み聞かせに違和感を感じていたのですが、
松岡享子さんが生の声でストーリーテリングをなさったことで、
ああ、
私が感じた違和感は間違ってなかった、と思ったです。
・時代を超える人間の言葉の力
ストーリーテリングではうれし野さんんの代表の高橋美知子さんが宮澤賢治の「狼森と笊森、盗森」を、
松岡享子さんがアンデルセンの「うぐいす」(「子どもに語るアンデルセン」こぐま社)だったのですが、
賢治とアンデルセン、ともに時代を超えて読み継がれているふたりの作家の人生について、
深い
という言葉でその生き方や思い方を表現なさったのが印象的でした。
・やっていることが辛く感じられたらなにか間違いが生じている
これは読み聞かせやお話のボランティアのことをおっしゃっていたのですが、
人生万事そうだ!と思って。
自分さえ我慢すれば恙無く続いて行く家庭とか、
楽しかったはずなのに義務化してしまった趣味や遊び、
会うとあとで疲れるのに惰性でつきあっている人間関係。
次々と頭でスパークしましたよいろんなことやひとが。
きょう松岡享子さんにお目にかかれて頂いた言葉を私も誰かにつないで行くのだと思います。
また、
きょうは奇跡の一日で、
中島みゆきコンサートチケットもなんとか間に合ったし、
(金曜日に電話をくださったそうなんですが、お芝居をみていて地下で圏外…)
美術館ボランティアの新幹線チケットの指定も、
この席の近くでとってね、と言われた指定席を取れたし、
酒ケーキを買うのも忘れなかったし、
2年会ってなかった(盛岡市内なんだけどね)友達にも会えて、お茶できたし、
奇跡の一日だった。
あ、
松岡享子さんの言葉で、
自分は完璧、と思うところから、日本人には多い、自責の念にかられて苦しむ、
という言葉は、過去の私といまの私の対比みたい。
昔は私も完璧でありたいといつも思っていて、それで自分はダメだ、といつも思っていた気がします。
いまは、
ブログをみれば一目瞭然だけど、
コンサートのチケットをとったものの、振込を忘れていて、ぎりぎりで振込に走るとか、
図書館の返却期限はたいてい過ぎているとか、
いろいろあるんだけど、
逆に締め切り前になになにができた!すごい!と思って喜んでいるので、
やっぱり自分は完璧でありたいと思うのは幸せからもっとも遠い考え方だなーと。
ではでは☆
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