あしたはいよいよ、
松岡享子さんの講演「時代を超えて生きる子どもの本の力」と「お話」の日。
もともと松岡さんの翻訳された英米児童文学で育った年代ですが、
お話(松岡さんはストーリーテリングという言い方を使われていません)について書かれたものは読んだことがなかったです。
余談ながら私もストーリーテリングというものは、お話を覚えてするものではなく、
ストーリーテラーという言葉に対応するものではないかと考えます。
でもまあ、もろもろの便宜上ストーリーテリングと言ったりしています(笑)。
私もいま覚えようとしているお話があり、ひとつひとつの言葉が実感としてよくわかりました。
あしたのテーマとは違いますが、2008年に出された「これからの子ども・本・人・出会いづくり」では、
文庫(家庭で地域の子どもにむけて小さな図書館をひらき、お話会をしたりして子どもの身近に本を、という活動)や図書館ボランティア、公立の学校に司書をおくことの必要性、
などなど興味深い内容で対談なので読みやすかった。
松岡さんが子どもの本にかかわるものとしてマンガを読もうとしたけれど、目をどう動かしていいかわからず読めなかった、と書いているのがなにか可愛らしかった。
目の動かし方がわからない、って穂村弘さんのお母さんもそう言っていたと、穂村さんのエッセイにあった。
マンガから学んだことはじつに多い私ですが、70代の松岡さんがマンガを読まれようとしたり、子どもを理解しようと努めている姿にうたれます。
ところで私がいま覚えようとしているお話は松岡享子さん訳の「ちっちゃなゴキブリのべっぴんさん」なのですが、
このリストには載ってなくて残念。
でも松谷みよ子さん再話の「牛方とやまんば」は取られていてうれしい。
それはいちばん目におぼえたお話なので。
子どもの頃、ヘンリーくんに出てくるような図書館員が自分の通う市立図書館にいたらいいのに、
と思った。松岡享子さんがアメリカで児童図書館学を学び、かの地の公立図書館で司書をしていたというのもカッコ良くて憧れたなあ。
あーーーーー、ドキドキしてきた。
ではでは☆
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