今来むと 言ひしばかりに 長月(ながつき)の
有明(ありあけ)の月を 待ち出(い)でつるかな
素性法師(21番) 『古今集』恋4・691
百人一首の月は旧暦のことですから、いまの時期にふさわしいうたでしょう。
さっき外に出たら、
月も星もきれいでした。
月は有明の月。
三日月が太っていく月なら、
有明の月は痩せていく月、衰えていく月ですが、
世界の国旗には三日月と星がアレンジされているものがいくつかあるけれど、
あれらはみんな三日月なのかな。有明の月もまじっているのかな。
世界地理にも常識にも疎いので、笑われる疑問かも~。
有明の月という言葉は百人一首で知っていたけれど、
実際の月と言葉が結びついたのは、わりあい最近です。
(明け方に残っていれば有明の月だと思っていた。昔は十六夜以降の月の総称だったそうですが、
いまでは月齢二十六日以降の月の、明け方にのぼっている月のことのようだ)
知らないことばっかりだなあまだまだ。
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