ドレスを着た男子 ディヴィッド・ウォリアムズ/作 クェンティン・ブレイク/画 鹿田昌美/訳 ( 福音館書店)
2012年 222P 1500円
タイトルもさることながら、クェンティン・ブレイクですよ?
私、真っ先に刊行年を確かめました。
2012年。
1932年生まれのブレイク、80歳。
クェンティン・ブレイクの挿絵は子供のころからよく目にしていたので、
なんとなく古典のような気がしていましたが、バリ現役やん。
サッカーもすきだけど、女性のファッションにも興味がある男の子が主人公。
お母さんがお父さんともめた末に家を出てしまってから、
でっぷり太ったお父さんとお兄さんの三人暮らし。
ある日、こっそり買ってベッドの下に隠していた「ヴォーグ」をお父さんに見つかってしまう。
彼はゲイではなく、女の子にちょっとドキドキしたりもする。でもドレスがすきで、サッカーもすき。
オレンジ色のスパンコールの服を着て学校に行ったデニスは退学を言い渡されるが、
サッカーの試合でチームを勝利に導いたのは、
ドレスを着たデニスのシュート。
このあと、退学は取り消され、
デニスには味方が増えるんですが、
ブレイクの挿絵の瑞々しさ。
息子がドレスを好きなことに腹を立てていたお父さんが最後には、
デニスを誇りに思い、ずっと口にしなかった別れた妻への思いを語る場面など、
YAの本棚におきたい一冊です。
なぜか読んでいる間、映画の「リトルダンサー」が思い出されました。
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