「闇金ウシジマくん」、山田孝之の丑嶋がつねに無表情で汗一つかかないというクールさでよかった。
闇金のお話ですから、クリーンとはいかないはずですが、丑嶋のまわりには涼しい清潔な風が吹いているんですね。
映画と原作はまた違うと思うんですが、
丑嶋が債務者のひとりでどうしようもない浪費家の母親をもつ少女について語った言葉を思うと、
彼自身はほんとうにクリーンだなという印象です。
重要人物のひとり、鈴木未來(みこ)。
彼女のお母さんはパチンコにはまってしまい、闇金から十日で五割という利息を娘に押し付け、
自分は自宅で売春をしているという、破綻したお母さんです。19歳の娘もいますが、まだ幼い5歳くらいの息子もいて、
しかしどちらの面倒もみない。
お金欲しさに娘にとんでもない商売を持ちかけ、ついに未來は家出をしてしまうんですが、
ぎりぎりのところで根は真面目でやさしい気質の彼女は自分がいるべき場所に戻って行くんです。
逆に彼女の知り合い(恋人ではない)の小川はイベントをいくつもやって、顔が広く、やたらと
「イベ」「ハコ」「VIP」「チケットノルマ」「上に行く」「ネットワーク」
と言ったチャラい用語を口にします。はじめは大学生のイベンターなのかな?
と思っていたんですが、
どうやら大学には入らずイベントを「打つ」ことで周りに大物扱いされていい気になっている、ほんとうにがらんどうな男で。
おなじく進学も就職もしていなくて、そのことに引け目をもっていた未來にはまぶしくみえた小川。
でも実態は、イベントを打つ(このギョーカイっぽい言い方を多用したがるのもチャラいというより、痛々しかった)たびに借金がふえ、まわりにはヤクザめいた危険な人物がふえていくだけ。
そんな小川が丑嶋をはめてまんまと逮捕させ、示談金を取ろうとするのですが、
丑嶋は取調室でも房室でも、平然としてむしろ英雄のようでした。
その間にも小川はどんどんやばい状況に追い込まれ…。
未來役の大島優子はリメーク版「櫻の園」にも出演していたんですね。
ファースト「櫻の園」で部長の清水(マンガでは志水)さんを演じた中島ひろ子が「驚き叫ぶOL」役で出ていたのはそういうつながり…なのかそこはわからないです。
私はテレビをみないのでAKB48もわからないですが、
未來役の演技はリアリティがあって、最後の場面もよかったです。
小川役を演じた林遣都は「小公女」にも出ていましたね。
主役の山田孝之もそうですが、みんないろんな役を演じている役者さんばかりだなあと。
闇金というテーマだし、暴力場面が苦手なので迷ったんですが、
見てよかった!!
原作のマンガも「復習」したいと思います☆
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