あーよかったです。
田中裕子が風鈴を頬をふくらませて吹く場面がすきです。
刑務所の慰問にきた童謡歌手で、高倉健は刑務官という出会いですが、
13歳で故郷を後にした洋子(田中裕子の役名)が遺言にのこしたのは、
故郷長崎県平戸のちいさな港の海に撒骨してほしいという願い。
富山から長崎への旅と、様々な事情を抱えながら生きている、
孤独な人々との出会いがひとつひとつ物語になっていました。
富山の氷見市も、山口県も門司港も実際に行ったことがあったので、
懐かしく映画を旅したような気がします。
田中裕子の「星めぐりの歌」がすきとほった風や光のようでした。