秋田ふるさと村では、秋田のグルメが一堂に会した
ふるさと料理館やお土産コーナーも賑やかで楽しかったのですが、
いちばん長くいたのは、工芸展示館でしたねー。
友達に、秋田県立近代美術館の常設展も見て行ったらいいよー、
と勧められていたのですが、工芸館にあんなにはまるとは自分でも意外でした。
なかでも秋田銀線細工のトリコですよ。
銀線細工といえば、ウィーン世紀末派のグスタフ・クリムトのお父さんは金銀細工師だったはずで、
こういう細工物をしていたのかなあ、なんて連想したりして。
秋田のイメージは秋田杉のようなまっすぐで堅実で強い、森の深さ、だったんですが、
銀線細工でイメージが変わりましたわ。
直径わずか0.2mmの銀線が職人の手にかかると、ため息のこぼれそうなアクセサリーになるんです。
もう欲しいとも思わなくて、展示ケース越しにいつまでも見惚れて、その輝きのなかに自分という存在を入り込ませていたいというだけで。
お隣の県とはいえ、私はまったく秋田のことを知らなかった、
とこの工芸館で気づいて、きて良かったと思ったことでした。
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