真田小学校のもと体育館の吊り下げられた虫や化け物や三人の在校生たち。
全体の鮮やかな色彩のリズムも楽しいけれど、ひとつひとつをじーっとみるのもまた楽しい。
体育館の壁に展示してあった、「アール・ブリュット・ジャポネ展」ポスター。
「学校はカラッポにならない」の場面。
空き教室にはひとつひとつが刺激的な作品。
子どもの頃すきだった「鶯女房」のお話みたいです。引き出しの1段目は青田が広がり、2段目は夏の稲穂、3段目は黄金の実りの田んぼの光景。
そんな引き出しで、けっして見てはいけないと言われていた最後の引き出しには鶯の巣があって、
巣には小さな卵が。
女房は鶯が姿を変えていたのだった、という物語なのですが、私はこの引き出しを実際につくって開けてみたい、
と切望しましたね。
廃校プロジェクトでは教室や体育館など、あたりまえですが、部屋数が多くて、そのひとつひとつを覗くたびに新しい世界に出会えるのが、
子どもの頃憧れた不思議な引き出しが実現化したようでした。
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