副部長さんのブックレビューは、
「8 はち」
一話8Pの短編マンガなのですが、
不条理マンガのようで、どちらとも違うハッピーエンド的なオチがついている、
そうばかりでもないけど、不条理とまとめるのとも違うような…という副部長さんの言葉に回し読みをする一同(笑)。
筒井康隆のSFマンガ(若い頃描いたマンガがなにかの筒井康隆特集に載っていた。味がある絵だった)とか須賀原洋行の不条理マンガとは違って、絵がまとまっているし、下駄は読者に預ける話でもない。
しかしお父さんが電子レンジって、思い出したのは、
あまりの暑さに自分が冷蔵庫だと思って電器店にいって店主と押し問答を繰り返す東海林さだおのマンガですが、
似ているようで違うんです。
うーむ。
その次は副部長さんのお隣の女性ですが、
写真を撮り忘れたのですが、1994年のブルータス。
これがいろいろいい写真がありまして、
18年前の奥村ちよとか、清水ミチコとか小泉今日子とか。
しかし、タイムリーだったのは三島由紀夫の切腹の写真。
練習したときに撮ったものだそうですが、映画「自決の日」の上映もあったし。
しかし18年前ってどんなことが、
とみんなで言っている時に、
「酒鬼薔薇の事件があった年ですよ」という声があがり、一同、
↑すごく本がすきだと伝わってくる青年。しかし女性陣のパワー長縄飛びになかなか入れない。
おおおおーーーー。と納得。
1994年の雑誌の保存状態のよさもすごかった。私には無理だ(笑)。
それにしてもいまだったら載せられない記事ですよね。昔はおおらかだったのか、というあたりで酒鬼薔薇の事件前とあとで報道のあり方が変わった的な話になったような…
そしてこのあたりでお酒の追加を頼んだような(笑)。
次は酒鬼薔薇の年ですよ発言の彼でしたが、
中島敦の「李陵・山月記」のなかの「悟浄歎異」「悟浄出世」。
昔友達が悟浄の目から見た短編がいい、と言っていたな~と思いながらレビューを聞いて、
おお、なんかその思春期のぐじぐじみたいなの分かるかもと思う。
悟空に我が身を比べて内攻する悟浄。
「山月記」よりこれが国語の教科書に載ってほしい、という意見に、
「いやきっと「山月記」の方が教材として使いやすいとか」
と私。
こちらもくるくる回ってきて中島敦の生年月日を見て発見してしまった。
「中島敦、松本清張、太宰治、淀川長治、同じ生年ですよ、たぶん」
そして私の密かな不満、
なぜ太宰治と松本清張の生誕100年は大きくやっていたのに、淀川長治の生誕100年はあまり触れられなかったのか~も話せて良かった(笑)。
言ってどうする的なことも話してみればスッキリするのですよ。
☆☆☆☆☆☆☆
ってもうこんな時間だ。
あしたは早起きしよう!
ではおやすみなさいませ~。
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