いまどきのお子様にはわからないのか。
スグリ、甘酸っぱくておいしいんだけどなあ。
私が子供の頃はお菓子なんて日常ではなかったから、甘みに飢えていて、
庭のスグリも、ホオズキもおやつと思っていた。

鬼灯、酸漿ともかきますが、酢漿(カタバミ)とすんごく似ている。
でも本体は全然似てないの。漢字が輸入される段階でなにかあったのかな。
酸漿もよくたべた。
食用ホオズキも最近は見かけるけど、私がたべていたのは庭にあるふつーのホオズキ。
苦味もある酸味なんだけどね。
スカンポもよく茎をカジカジしながら帰った。
酸っぱくてプールのあとなどサッパリしたなあ。
川沿いの風に吹かれながら齧るからいいので、いまのアスファルト道路の脇に生えているスカンポでは口にするのは憚られる。
こうして息子と私の間には味覚のジェネレーションギャップができちゃうのさ。

