ローザ
ニッキ・ジョバンニ 文
ブライアン・ コリアー 絵
さくま ゆみこ 訳
(光村教育図書)
ひとりの黒人女性がバスの座席で差別されることに、
「ノー」
と声をあげたー。
ウーピー・ゴールドバーグ主演の
「ロング・ウォーク・ホーム」(1990年)を思い重ねる方も多いのではないでしょうか。
逮捕されたローザのために、黒人たちは手をつなぎ、
バス・ボイコットを続けます。
1955年に実際にあった事件をもとにした絵本ですが、
これを読み聞かせに選んだものの、
果たして朝の時間にこの絵と内容でいいのか。
しかし、
腕のいい仕立て職人であり、家庭ではよき妻で、病気の母親をささえる、
控えめなローザの口から出る、
ノー
をぜひ読みたい。
この絵本を選書したのは司書の先生なのですが、
「ロング・ウォーク・ホーム」については知らなかったそうです。
ウーピー・ゴールドバーグは「カラー・パープル」(アリス・ウォーカー原作の方が断然いい)からすきですが、
この映画も図書館の視聴覚資料コーナー(時代が…)から借りてみたものです。
映画ではバス・ボイコットをするのは主人公のハウス・メイドでしたが、
実際には、
不当に逮捕されたローザ・パークスを支えよう、と、女性政治会議、全米黒人地位向上協会、すべて宗派の教会の人々が集まり、
キング牧師を代表として長いバス・ボイコット運動を戦ったのです。
小学校で読み聞かせをしていなければ、
たぶんこの絵本と出会うこともなかったと思う。
仕掛けのあるページの広げ方がまだまだ難しいですが、
(そんなところかい!しかし、緊張感をもって読んできて、そこであたふたしてたら白けますでしょ)
ま、
あと2日あるし。
練習あるのみじゃー。
ウィキペディアで検索したら、
この時のローザは42歳でした。
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