
平泉の毛越寺前のきんいろぱん屋さんの、まきまきくるみ。
けっこうズッシリしています。
測ったら152g。

斜にスライスしたら、胡桃とあんこの断面がきれい。
薄紫のこしあんはほどよい甘さで、パンのクラムになだらかに巻き込まれていて、
胡桃の香ばしさとカリッとした食感が餡にアクセントをつけている。
こんなにきれいな断面なのに、見せないで売るのはもったいないなーと思いました。
一度たべたら、リピーターになると思われるのですが。

そしてこちらが、コユキコムギと自家製天然酵母(蛇足ですが、市販のイーストも天然酵母なんです。ひとつの天然酵母をクローン培養した感じですが。
そしてその天然酵母の発見には、フェルメールとおなじデルフトの科学者であったレーウェンフックが…以下自粛。フェルメールセンター銀座は萌ぇーの海でした)
だけで作られたほんもののパン。
お土産品にするようなパン、つまり大量生産するようなパンで、自家製天然酵母だけでつくるというのは大変だと思います。
うちでひとりで自家製天然酵母のパンを気が向くままにつくるのとはちがう苦心がありましょう。

あんは水分を多く含んでしっとりしていました。
包むの、たいへんじゃないかなあ、ってくらいやわらかい餡に、自家製天然酵母を使いながら、
誰にでもたべやすい食感と風味を、卵、バター、蜂蜜でつくりあげています。
レジでお店のひとが、少しトーストすると出来たてに近い香りと味になるわよ、と教えてくれました。