
足長ピエロのお兄さんに引き寄せられるようにムーン・シャワー内部へ。
受付のお姉さんは手品の小道具も販売しているのですが、
館内に漂う雰囲気は、
バーレスクと少年探偵団を足して2で割ったような。
入場料はソフトドリンク1杯つきです。
高いかなーとも思いましたが、
旅自体が贅沢なので、小さなことでいちいち損得勘定していたら、
非日常を思いっきり楽しめないのではないかと。
バーテンダーのお姉さんもコケティッシュな美人で、
ますますバーレスク☆
マジック・ショーは観客をカーテンで3つに分けて、
3人のマジシャンが入れ替わり登場します。
で、投票結果で1位が決定するというわけです
このあと、撮影禁止タイム(笑)。
トー然ですね。美術館では撮影なんて思いもしないのに、注意されてちょっと恥ずかしかったな~。
3人のマジシャンは、
22歳の龍華がまず登場。
小顔でいまどきのアイドル風の若者ですが、
赤いハンカチの中からワイングラスが現れ、
つぎにワインボトルが。
マジシャンとお客さんの距離は丸いテーブルを隔てているだけなのに、
まったく仕掛けがみえないんです。
小学校の頃、
ちくま図書館(だったかな)で)「奇術の楽しみ」という本がすきで何回も借りて読んだものですが、
テーブル手品を目の前でプロが演じるのを見られるなんて、想像もしませんでしたよ。
炎が出たり、人体切断のような派手さはありませんでしたが、
しゃべりでお客さんを楽しませてなんぼ、というところがテーブルマジックショーの醍醐味なんですね。
龍華のマジックはそのあとコインと財布、トランプの予言などに変わり、
制限期間の5分でちょうど終わりました。
つぎはいちばん若いターボ。
二十歳の若手で、スポーツでもやっていたのかがっしりした体つきと日に灼けた肌が健康的です。
が、
あんまり印象に残ってないなあ(笑)。
制限時間をオーバーして、それでも最後の演目をやっている姿に、
先日の野菜ソムリエ2次を思い出してかるくブルー(笑)。
最後にきたのはベテランのヒロト。
40代くらいかなー、往年の沢田研二みたいな色気のあるおしゃれな感じのマジシャンで、
それでいてサービス精神はたっぷり。最初にテーブルのお客さん全員と
あらあら、よく来てくださったわねーという感じで握手して、
リングのマジックを披露。
子供達をひとりひとり、前に呼んで手品を一緒にさせたり、
ほんとうにサービスの鬼のような☆
少しだけタイムオーバーしましたが、焦らず挨拶も丁寧で、プロの風格。
投票があって、結果は龍華が1位。
息子は龍華に入れたというので、いちばんヒロトさんにかまってもらって楽しそうだったじゃ、
と聞いたら、うん、ヒロトさんがいちばんだなと思ったんだけど、
一位になれなくてがっくりするリアクションがみたかった、
だそうです。
ツ、ツンデレ?
集計の間のディーラーショーや、アイドル風のキュートな女の子が音楽に合わせてパントマイムで手品を見せてくれました。
なんかこの女の子がほんとうにパントマイムがうまくて。
ガイドブックやおすすめコースには載っていなかったけど、
こんな体験、なかなか出来ないなーと思って。
それにしてもマジシャンの男性陣、
テレビからイメージしているホストクラブのホストさんみたいだったなあ。
って息子が龍華をみてホストみたいだね、と言ったんですけどね。
手品師のイメージが変わったな~。
しゃべりで人を楽しませるという意味では、門司港レトロのボランティアガイドさんや、
人力車えびす屋のお兄さん、
中州の屋台のお兄さんもそうだし、
旅の楽しみとはズレかかもしれないけど、
話すことについて考える材料が増えた気がします。
ではでは☆
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