月イチ連載の「きのう何食べた?」が読みたくて、
買ってしまう週刊モーニング。
「百億の昼と千億の夜」が読みたくて買っていた週刊少年チャンピオンとか、
三十数年前とやっていることが一緒でちょっと暗澹。変わっちゃねぇ。
しかし、「きのう何食べた?」は季節もめぐりますが、そのなかでふたりも、
ふたりをとりまく人々も確実に年をとっているようです。
弁護士のシロさんと美容師のケンジはゲイカップルで、同棲しています。
シロさん、今年のお正月はまえからお母さんに勧められていたのをうけて、
ケンジと一緒に実家へ帰りました。
変じゃない?と気にするケンジですが、いや、変といえばふだんピンクのシャツを愛用している
ケンジがちゃんとした恰好をしようとしていること自体が…
しかしぎくしゃくしながらもふたりはシロさんの両親のもてなしをうけ、会話をかわすのでした。
相変わらずゲイカップルについて、ものすごい思い込みをしていますが、
今回は、
「家ではどちらが女装しているんだ?」でした(笑)。しかしなんとか息子がゲイであることを受け入れようと努力しているひとたちなのです。
そのことはケンジモシロさんもわかっていて、ありがたいと思っているのです。
帰り道、彼氏の実家に来ることができるなんて、
ここで死んでもいいくらい幸せだ、とむせびなくケンジ。
慰めるシロさん。
50話まできましたが、このまますこしずつ年をとりながらも、
ふたりの穏やかな日々が続くことを願う私なんでした。