私の生活圏はとっても狭い。
生協(あるいてだって行けるくらいの近所だ)
GEO(むしろ車じゃない方が速くつくくらいだ)
図書館A(その気になれば歩いていける…でも本が重いから車だ。エコじゃなくてごめん)
この3つをくるくるまわっているだけで1週間が終わってしまうこともざらだ。
息子の小学校があるうちはちょっと離れた(←個人的見解なのでツッコまないように)
Sわや書店も、大きなおうちスーパーにも、当然行くわけだし、
コーヒー豆が切れたきょうのように、あー、自家焙煎のお店のコーヒー豆がほしいっす…
と悩まなくてもいいわけだ。息子の小学校が街中にあるので、帰りに寄ればいいだけです。
そんな狭い生活圏においては、生協のマンガ・雑誌コーナーがかなり重要な情報収集コーナーというか!
引っ越してきたのが1年ほど前ですが、そのあたりから生協の雑誌コーナーをよくみるようになりました。
で、「野菜だより」、はじめはべつに、野菜ソムリエの資格をとるっても、ここまで本格的に野菜のことを知りたいってわけじゃないじゃんねえ、
と思ってたですよ。
でも、野菜の本や雑誌って読めば読むほど、おもしろいんだなあこれが。
花やハーブの本ではいまひとつ盛り上がれない私ですが、野菜や果樹については、
ああ、私もやりたい、土地さえあれば、と思う。
借りた農園で生き生きと作業をしているひとたちの写真をみるにつけ、
こ、こんなに楽しいことになぜ昔は気づかなかったのかと思うくらいのものだ。
で、この雑誌に工藤夕貴さんが連載をもっていることに
こないだ気づきました。
連載27回。
7年前から富士山のすそ野で、在来種を中心に有機・無農薬の野菜作りをやっているそうです。
種は自家採取、苗づくり、無施肥栽培…勉強しているんだなーって思う。7年前からやっているということは、
それよりもっと前から野菜づくりに興味があったってことですよね。
畑にはカフェも併設してあって、そこで畑で採れた野菜をつかったメニューも出しているという、
農業の六次産業化もやっているわけですよ。
知らなかったなあ。
若い頃しか知らないけれど、ほっそりした美少女だった気がします。トーク番組でなにか話しているのを聞いたときに、あ、このひとすごく変わってるけどおもしろい!と思った記憶もあるー。
しかし農業をやっていたとは知らなかった。
でも工藤さんの連載は全体のなかのごく1部。
いろんな人の自分はこういう農業をやっているんだ、という誇らしげな声が聞こえるようで、
読んでいて楽しい。
DIYでビニールハウスも農具をしまう小屋もつくってしまう人もいて、うちの父みたいだなと思う。
ところでうちの庭にずっと生ごみを埋め続けているのですが、
そんでもって、じゃあ、土がそうとう肥えてるわね、と自分では思っていたのですが、
「トマトはそれほどたくさんの肥料は必要としない。初期に肥料が効きすぎると枝や葉がどんどん茂って
かわりに肝心の実がつかなくなる「木ボケ」になるので注意する」
という一文を見てガーン…。そ、そういえば…。
ハクサイ・キャベツの後以外の場所ならどこでもいいそうです。
ダイコンの後、ネギの後、前年にカボチャを育てていた場所などもおすすめ、とあって、んーたしか作物によって土壌改良をするというひとがいたような…
慣れてくればすべての知識が自然に頭に入って、今年はこれをここに、これはこっちに、などとプランニングも整然とするんだろうなあ。
トマトを植える前に、春野菜たちに肥料を吸わせる意味でサラダミズナはおすすめ、とあったりして、
ほんとうに奥深いなあ。
ほんとに狭い畑だけど、今年もなにか植えよう。たべられるものを(笑)。