きょうの蔵書点検準備でも、
農文協の本がけっこうありました。
イネって植物?(農業というカテゴリーは小学校にはない)
うーん、生活科?家庭科じゃないしねえ、と棚割りに迷う私ら。
農文協さんといえば30年近い昔ですが、
「聞き書き日本の食事シリーズ」を営業しにきた女の子が
さっぱりしていて感じよかったなあ。営業のひとの感じがよかった(しかも30年近く昔)、
だけでいまでも農文協というと、なんとなく、好感をもってしまうのだから、
営業というのは大切なものなのだった。
自家製酵母づくりをはじめると、
次第に粉を選びたくなってきます。
いまは通販で粉はその気になれば2,30種類から自在に
選べます。
その選択の自由がまた困ったもので、
全部ひととりためしてみなきゃだめなのー?とくるしい。
こんな私でもすでに十数種類の粉を試していますが、
まだまだ知らない粉ばっかりだし、作ったことのないパン、
やったことのない製法だらけです。
自家製粉をやっているパン屋さんもありますね。
この本は農家が教える、というタイトル通り、
全国各地の農家の人々が自分がたちが育てた国産小麦で焼いたパンを
お店で販売したり、学校給食におろしたりして、
まさに1次産業×2次産業×3次産業で、産業の6次化をやっているのです。
自分たちがつくった小麦を、製粉所に出すと高い粉につくから製粉機を200万円で買って、
自家製粉する農家さん。
野菜ソムリエの授業でならった知識が、この本を読んで肉付けされた気がします。
自分たちが生産したものを自分たちが加工して、ショップで売る。
誇りとやりがいに満ちた表情にあこがれさえ感じます。


