きのうは小学校の「家庭教育学級」の企画で、
ネルドリップの喫茶店&焙煎珈琲豆のお店、機屋さんの
コーヒー講座がありました♪
ちょうど「パンシェルジュ検定」でもコーヒーが試験範囲なので、
この際、実学で見聞を広め理解を深めるか、
という、
学生時代からそうだったら今頃はさぞや、というやる気を出して
行ってきたわけですよ。その2時間でテキストをガリガリやるより
絶対効果的だと思ったわけ。
まずはコーヒーの麻袋をみせてもらいました。
それから生豆。
焙煎前の豆は白っぽくて、香りもしません。
小豆みたいなちいさくてまん丸い豆から、大きめのバターピーナツみたいな
形状までいろいろあります。
まん丸の豆はピーベリーといって、通常の豆とは違い、
枝の先端部分で丸い種を一個だけ含む果実から取れます。
(ふつうの豆はひとつの果実の中に2粒の種が向き合うように入っているので
向き合う面が平らなピーナツ型、フラットビーンズです。
ってこれはパンシェルジュ検定のテキストにありました。
でもやっぱり目の前で生豆をみせられると、一目瞭然とはこのことだ。
金属製の網にやはり金属製のふたがついたような
焙煎の用具を使って機屋のご主人が焙煎を
みせてくれます。
すべてにアナログを愛好するご主人は
ケータイももっていないし、試飲のために
コーヒーメーカーを一応もってきたのですが、
その使い方もわからなかったそうです。
IHじゃ焙煎できませんよね?と伺ったら
IHってなに?というナイスなお返事でした(笑)。
ガス愛好家としては大いに気をよくしました♪
焙煎は30分くらい。
けっして焦がさないように、ずっと振り続けます。
その間、いろんな質問にこたえてくれたり、
また学生時代のコーヒー修業について、
楽しいお話をうかがいました。
「珈琲」が王ヘンなのは、昔はコーヒーはトルコの王族が呑むものだったからで、
そのコーヒーカップにはダイヤモンドが埋め込まれていたりしますよ、
というお話にはおおおーという感嘆がもれました。
試飲の時間♪
三種類のコーヒーをコーヒーポットから注いで、
みんなでどのコーヒーがおいしいと思うかで手を
あげます。
Aは酸味がつよく香りもしないなぁ?と思ったらインスタントコーヒー。
フリーズドライのやつでした。
ご主人は生まれてから一度もインスタントコーヒーを呑んだことがない方なので、
フリーズドライが特に酸味がつよいということまではご存じないみたい。
また、インスタントコーヒーだけは熱湯で淹れないとおいしくないということも。
私はたぶん、それがいちばん多いと思うのですが、
インスタントコーヒーでコーヒーの味を覚えて、もっとおいしいコーヒーは?
とおもってメーカーのレギュラー、そしていまはコーヒー豆のお店で挽いてもらったのを
ペーパードリップで喫んでいるのですが、
最初からほんもののコーヒーだけ喫んでいたというのはすごいなあ。
学生時代は吉祥にに住んでいて、井之頭公園の近くの喫茶店のコーヒーに
惚れてしまい、そこからひとりコーヒー修業(もちろん、そこでアルバイトもしつつ)
に入ったそう。一日に30杯も喫んでいたそうです。
あ、3つの試飲は、
A インスタント B コーヒーメーカー C ペーパーフィルターのドリップコーヒー
でした。
Bが11人、Cが8人かな。私はBがおいしく感じられた。なんかコーヒーメーカーの
使い方がわからなくて、ちょっと濃く出したらしいですが、
ちょっと負けたみたいでくやしい(笑)。勝負じゃないって。
そのあと、ペーパーフィルターのドリップコーヒーの淹れ方の
デモンストレーション♪
粉は多めにして、メジャーカップ2杯半で200ccくらい。
私も粉は多めにはかる方ですがさらに多いのよ
そんで、指先でくぼみをつくって、そこに湯を注いでいきます。
一点からずーーーっとぽたぽたぽたぽたと滴を落とすようにして
淹れていました。専用のポットは口先を独自に加工してあります。
私も銅製のいいコーヒーポットをもっていますが、口の先がやっぱり
ちがうもんなあ。滴ぽたぽたはけっこうむずかしいです。
この泡がもこもこしているのが豆の鮮度と技術。
泡部分はアクのようなもので、全部出しちゃうと雑味がでるので、
多少液が残っている状態ではずします。
そのあと各テーブルにもどって、おなじテーブルの人同士で
淹れたコーヒーの試飲大会。
いったい何杯のんだかもはやカウントできません(笑)。
最後にご主人が20人分をネルドリップで淹れてくれて、
これもご主人が焼いた栗のシフォンケーキとともに
いただきました~♪
喫茶店とコーヒー豆の販売のお店のとなりに、2年前からケーキ屋さんが
あるのですが、ケーキ職人さんも焼きますが、ご主人も焼くのだそうです。
吉祥寺での修業時代、珈琲だけじゃなくて、ケーキも焼け、とお店の方にいわれて、
甘いものが苦手だったので悩んだそうですが、
えい、とケーキもそのお店のレシピでやはり独学でおぼえたそうです。
「オレンジページのパクリですから!」
と堂々と言われたのですが、しっとりしていておいしいケーキでした。
この講座の参加費は700円。
2時間楽しいお話とおいしいコーヒーとケーキがあって、
ほんとうに参加してよかったー。
ということでパンシェルジュ検定まであと6日。
朝の息子のたわごとじゃないですが、
「体、起きろ!」(といって炬燵の中で眠りに落ちてしまったのですが)
ならぬ、
「頭、起きろ!」ですね。
ではでは~。