きのう買ったバックナンバーたち☆
いっつも東京の美術館ばっか行っているような感じですが、
秋田にも青森にも岩手にも、行ってみたい美術館はいっぱいあるんです。
あるんですが、とりあえず、会期が決まっている方優先で東京まで
えっちらおっちら出かけてスタンプラリーハイの美術館めぐりとなっております。
でもたまには紅葉狩りをかねて十和田市現代美術館に行きたいなーとか思う。
右はじのでかい花が派手な表紙のが「ミュージアム15選」で、
・三沢航空科学館 ・みちのく北方漁船博物館 ・むつ科学技術館
・久慈琥珀博物館 ・福田繁雄デザイン館…など北東北のミュージアムが紹介されていました。
15このうち、半分しか行ってないなあ![]()
さて、rakraの「小さなパン屋さん」特集には
おもにハード系といわれる、リーンなパンを中心に
焼いているパン屋さんが多く紹介されていたのですが、
そんでもって、私もわりとこっちの方を志向しているんですが、
でも、ふわっとしてジャムがはいったこういうパンへの
ノスタルジーって、ある。
胸がしめつけられるような感じ。
私の場合は保育園の土曜日にだされる菓子パンだな。
通っていた保育園では土曜日は半ドンでふだんはごはんだけお弁当箱につめて
もっていって、ストーブで温めてもらって、園でつくるおかずとともにいただくわけだ。
それが土曜日だけはクリームパンとかあんぱん、ジャムパンみたいな
甘いパンを一個もらうんです。ビニール袋のなかで湿気をふくんでやわらかくなったような
パンがたまにすごく懐かしくなる。
でも実際に買ってたべると、ちがう、この味じゃないとか思うんだろうけど。
天然酵母のハード系のパン屋さんのあとに、
「あぁ、青春パン」として、そういう郷愁の味のパン屋さんを特集しているのですが、
この仔馬のマークのパン屋さんは、
「相馬菓子店」。宮古市の地元で愛されているパン屋さんで、店名は創業者の出身地が
福島県南相馬市だったから。
宮古市のパン屋さん…
2010年3・4号。ちょうど地震の一年前の記事です。
岩手県とはいえ、内陸でそれほど被害を受けなかった地域に
住んでいるのに、
地震以前の世界が遠く感じられることがあります。
新幹線はもうふつうに動いているし、ガソリンも灯油もふつうに
入れられるし、入れてもらってるし、
なにが変わったというのか。
なにも失っていないはずなのに、すごく遠く感じるんです。
2011年3月11日以前の世界が。私だけでしょうか。
パン屋さん特集とともに、こちらも発売当時に
買ったものです。
白いバックに掠れるくらいの太い字で書かれた
「やっぱり北東北が好きだ!」
こちらは大船渡のパン屋さんでした。
地震のあと在庫の焼き菓子の路上販売からはじめて、
電気が通った3月16日からパンをやきはじめたそうです。
あの時期いろんなことがあって、
停電のあとの節電でどこのお店も暗く、コンビニの棚もスーパーの棚も
昔テレビでみたソビエト連邦のお店のようだったことや、
とりあえず行列の中にいたくなったことや、
コンビニの店員さんが懐中電灯を頭にさしてレジをやっていて、いや、レジが動かないからすべて電卓に手計算で、行列はながくながくつづいていて、
信号はずっと止まっていて、
それでもそういうときはお互いが気をつけて事故なんか起こらず、
牛乳や卵やトーフや、あるのがあたりまえのようなものが、なかなか入ってこないものになっていました。
店員さんにくってかかるような言い方をしているひとをみかけたことも何回かあります。
特にいま必要じゃないものを買う。
だってつぎはいつ買えるかわからないから。
これがいつまでつづくんだろうと思った。
 
いまでもまた、あの時にひょいと戻るんじゃないかという恐怖がどこかにあります。
4月11日の2度目の地震は規模はそれほどではなかったのですが、
なんか、油断できないなーと思いました。
きょうは朝からあまりハッピーハッピーみたいな気持ちになれませんでしたが、
そういう時にしか考えられない事柄もある、ということで。。
うう眠い。
パンシェルジュ検定2級式イギリスパンが焼けてそれが
すっごくおいしかったんですが、
その話はまた明日。
おやすみなさい☆







