あたまにつまった石ころが☆読み聞かせの演じ方 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee

バジルの葉っぱをちょきちょきしながら、


ひとり芝居(笑)。



気分は北島マヤか?



いや、マヤちゃんほどの集中力があれば、

バジルの葉っぱちょきちょきは同時進行できないだろうと。




あーでも、「ガラスの仮面」も12歳から20歳くらいまでは

毎号欠かさず読んでいたので、その影響ははかりしれないかも。




気がつくとマヤちゃんが憑依していますもん。



キラーーーン☆


みたいな(笑)。





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これは実話です。



作者の父の辿った石に憑かれ、石に導かれた幸福な人生の

物語。


小学校の朝の読み聞かせでやりたいなーと思って。



なんですが、



ごらんのとおり、自分で読む分にはいいが淡彩の絵本であって、



教室で二十人前後の生徒に読み聞かせるにはいかがなものかって話ですよ。




じゃあ、お話丸暗記のストーリーテリングか?



とも思ったけれど、それもピンと来ないんですね。




27日に研修会があるので、その席で図書館ボランティアのみなさんや、

外部の読み聞かせの会のみなさんの前でみてもらうことにしまして。


(希望者10人が実際に読み聞かせやストーリーテリングをやることになっています)





いろいろ迷ったり、試行錯誤してみた結果、



「私の父親の話」


としてではなく、


「私の人生の話」


ということにして、語り手=主人公


で演ることにしました。




さらっと出てくる、「あの大恐慌」とか「T型フォード」についても、


もちろん簡単にネットで調べたわけですが、ちょっとでも調べてみると、



物語により深く潜れる気がする。





T型フォードが発売されたのは1908年とか、


第一次世界大戦にアメリカが参戦したとか、

大恐慌のはじまりとか。


だれもかれもT型フォードを買った、って、どのくらいの

安さだったんだろう、と思ってそれも調べたら、



大卒の初任給の3倍くらい、というあたりでした。

これがフォードの企業努力によってどんどこ下がって、


最終的には月給2ヶ月分。どーよ、ですよね(笑)。




そういう、さらっと出てきた言葉について調べることで、


たぶん、言葉に厚みが加わる。立体化する。




絵本の中の主人公はT型フォードを一台買って、


それを何度も分解しては組み立て直すことを繰り返して、

T型フォードについてはなにもかも知り尽くしてしまった。



(この車のパーツについても、ちょっと調べておくつもり)



あちこちをめぐって、だれも見向きもしないような廃材のなかから、

修理に必要なパーツを集める。


石ころを集めているときと同じような冷やかな言葉をかけられても、


絵本の中の彼はうけながすが、


私は、



まあ、見てなよ。



と言わせてみました。言わせてみようかなと思っている。





勝手にですね、彼のキャラづけというやつを

したわけだ。





それじゃあ、本来の絵本からかけ離れるじゃないか、


と言われそうだが、




しかし私が伝えたいのは、



ひとりの石に憑かれた男の幸運な人生であって、

文学じゃない。


このくらいのデフォルメはいいだろ、と、


強引にねじ伏せて、



あさってやてみるつもり。





んー、


楽しみだぁ!!



じゃまたー。