狼はよその動物園でもみたけれど、
こんなに優しい目をしていたなんて知らなかった。
営業する気なしの動物が多い園で、
この狼、わざわざ挨拶にきてくれたんですよ~。
猿山はボーッと観察するのがすきだけど、
この「サスケ」みたいなチンパンジーの猿舎はボーッと出来ません。
見上げるこちらに、ダイナミックなコンビネーションを見せて、飛び付き、跳ね上がり、
遊んでいるというより、アクロバット・ダンスでした。
丹頂鶴、じゃなくて、丹頂。
天王寺動物園の鶴はごく近くに来てくれたけど、
北海道の丹頂は広い禽舎の奥にいて営業しませんがなにか、みたいな風情。
そこが北海道らしい感じでよかった。
近くでみたい気持ちはあるが、動物たちがのびのびしてくれていた方が、こちらまでのびのびする。
円山動物園で唯一営業活動にはげんでいたのは、シロクマ。
もう背泳ぎしたり、バシバシ水をふったり、頑張ってました。
子どものシロクマはタイヤにうずまって、一切営業しないのが笑えた。
息子の意見では、中学生になったら覚醒して、はっ、営業しなきゃ、となるんじゃ?
だそうです。熊が中学生…
円山動物園は類人猿や猿、熊がおもしろかった。
猿や類人猿のなかでもオラウーンタンがよかった。
緋色の巨大な彼は、高い場所にじっと胡坐をかいていただけですが、
意外な犯人の見本としてよく引き合いに出される「モルグ街の殺人事件」を思い浮かべ、
エドガー・アラン・ポーをはじめて読んでから38年も経て、
やっとあの探偵小説の凄まじさが伝わったのでした。
円山動物園、発見がたくさんありました。
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