平野レミさんと脳神経学者の篠原菊紀さんの対談がおもしろくて、
買っちゃいました。
「片づけ」の特集はたいてい「モノを減らせ」
「厳選アイテム」「ひとつ買ったらひとつ減らす」
など、それができればいいけどさーと脱力する
話に終始しているので(←偏見です)、
立ち読みして、自分にあっている!と
思った時だけ買います(笑)。そりゃ必要だとは思うけどー。
で、「気質の傾向を知るテスト」によって、そのひとに
あった片づけ方法がある、というわけです。
あ、おもしろそー。
16個の質問に、よくあてはまる、まああてはまる、など4つのなかで
自分に該当するものをチェック。
目新しい出来事やスリルがすき、などの「新奇探索傾向」
人見知りするなどの「損害回避傾向」
他人に好かれるとか、自分のやり方が他人に気に入られるとかが気になる「報酬依存傾向」
こだわりが強い「固執傾向」
レミさんはイメージ通り「新奇探索傾向」がつよく、掃除や収納でも、
新しいアイディアを思いつくのがすき。食器戸棚の扉を鏡張りにしちゃって、
庭の緑を映しているのがすてきでした。また「報酬依存傾向」というのは、
「ほめられるの大すき!」ということ(笑)。ほめられて伸びるってことですか。
ちなみにレミさんは「損害回避傾向」0点で、この「損害回避傾向」のつよい人は
基本的に片づけ上手なんだそうです。
私はほどよい点数だった。やっぱり。片づけがキライというわけじゃないもんね。
時間がないときに何を優先させるかの問題だと思っている(お、開き直った!)。
しかしやっぱり「新奇探索傾向」は高得点で、「固執傾向」も点数が高い。
と言う点ではレミさんと似ていますが(やっぱりねー)、
全然違うのが私は「報酬依存傾向」が0点ということでした。
ははは。
ほめられても伸びない子ってことよね~。
「もらい泣きしやすい」⇒意味がわからない。泣きたいとき泣けばいーじゃん。
「人やモノに対する愛着が強い」⇒諸行無常の気持ちで生きているので~
「他人に好かれるとか、気に入られるとかが気になる」⇒べつに。私の評価は私が決める。
「人やものに対する愛着が強く、積極的にかかわる」⇒超全然。ひともものも去るものは追わず。
どこに○がつくんでしょうかぁ~って感じだ。
ほめられたらそれはうれしいだろうが、
褒められることを期待してなにかする、というのは私の中にはないなあ。
自分が自分に納得してなかったら、他人の言葉なんてむなしいだけなんである。
なべ釜を磨く。書類などをファイリングする。バスカードをすっと出す。
捨てようと思っていたものをきれいに洗う。そういうこと自体に満足を覚える。
私はよく手紙やはがきを出す方ですが(たぶん)、返事は期待していない。
この返事は待っていない、というあたりが、ひとやものに依存しない感じがよく
出ているなーと。すこしは愛着した方が可愛げがあるとは思うんだけどね。
片づけがすきなひとでも、このテストはおもしろいので図書館などで読んでみてね。
片づけが苦手な私みたいな人はぜひ買ってみて(笑)。
なお、池田暁子さんの、片づけには全然関係ないコラムが載っていて、
「小学校6年生から大学生までつねに眠く」「脳波を調べたら過眠症」「6分で完全に眠っている脳波に」
というあたりにクラクラするような感覚を覚えましたわ。
…やっぱり。私は27歳あたりに職場で一度上司にきつく叱られて以来、
「目が覚めた」ように、日中の強い眠気が消えたんですが、
(睡眠不足だったら話はべつだが、まえは寝不足でもないのに池田さんのように
つねに眠い状態だった)
小学校1年からずっと眠気がつづいていました。
片づけが苦手な脳みそと眠気ってなにか関係があるのかなあ。思い当たるのは
ADHDですけど。女の子のADHDはぼやーんタイプになりがちだとなにかにあったぞ。
まさしく私のことです。
大事なことの決断は速いし時々非情なほど変わり身が早いが、
でも基本ぼやーですから。
この特集には、「苦手なことにチャレンジすると脳が活性化する」「3ヵ月もすれば関連する
脳の場所が厚くなったりするから」
という希望の言葉があって、それで買ってみました。希望は大切です☆
トレーニングですよなにごとも。そして心をこめる。
さて、心をこめて朝のそうじをしましょうか。