きょうで11月も終わりですねー。
ところでみなさんは、霜柱をご覧になったことが
ありますか?
きのうお出でになったクラッチの宮内さんと小林さんは
生まれも育ちも関西なのですが、
盛岡の朝からの雪のひとひらが大きいので、
こんなのみたことない、
とおっしゃってましてー。
谷崎の『細雪』がすきで、短大の卒業研究(短大なので
論文じゃなくて研究だ。ちなみに30Pだ)にも
選んだくらいの私ですが、
もしかしたら、
私が思い描いていた、ささめゆき、のイメージは全然違うものかもー、
と、きのうふと思った。
みなさんのなかにもいらっしゃいませんか?
霜柱をもっとこう、ドーリア式みたいなドスンとした氷の柱か?
とか思っていた方が。
ミルフィーユのパイの層を縦にしたような食感、じゃなくて、
感触ですよ、踏み潰してあるくと、
子どものころは霜柱をさくさく踏み固めてあるくのがすきでした。
パリンパリンと割れる、うすくて固い、水たまりの氷を割って歩くのも。
クラッチのおふたりは奈良出身ということで、東北の勢力図における岩手と、
関西における奈良の立ち位置が似ている!とおっしゃってました。
兵庫・大阪・京都はスターで、奈良はちょっと地味…。
これを東北に置き換えると、
宮城(仙台)がダントツのスターであって、
(だって地下鉄あるし、政令指定都市だし)、
秋田美人の秋田とか、山形サクランボの山形とか、
野口英世とドリフの加藤茶で名高い福島とか、
そのあたりがスターでありましょうか。
あ、青森も大間のマグロが有名かも。
岩手はジミ県です。
飢饉にみまわれた歴史の賜物じゃないかと思ったりするんです、
粉もん食文化は。
ジミ県ですが、ひろーい県なので、海あり山ありで、
流通が発達したいまでは、山海の美味を新鮮な状態で
いつでも味わえるというのが、いいところかも。
ジミですが、地味でもあり滋味でもある県だと思っている私です。
座布団ください(笑)。