「ヨリが跳ぶ」も全20巻の長いマンガですが、
時間的には、ヨリが高3の夏から実業団に入って1年の約1年半くらいの
物語です(たぶん)。
この場面は、高校生ながら実業団リーグのオグリに入部し、
学校とバレー部の両立が難しくなったヨリが、ひとあし早くバレー部の
ヨリは心の中でまわりにあだ名をつける名人ですが、
ツンツンの紅い髪(たぶん)と鋭い眼光から、
「ヤンキーリカコ」とあだ名をつけられている、
一年先輩でオグリにいるのが不思議なくらいバレーの
できるリカコの部屋をみて驚くわけです。
しかし、
「ヤンキーのくせして、部屋だけ別人」
て、あんまりな。
寮のきまりで新人は一個上の先輩と同室になることになっていて、
あまり気の合わなさそうなヤンキーと一緒の部屋に気の進まないヨリでしたが、
寮のおばさんは、
「やっぱりリカコちゃん、きれいにしてるわー」
と感心しています。リカコはヤンキー丸出しな外見ですが、
たぶん、寮のおばさんにはきちんと挨拶をし、掃除当番などもさぼらずやっている
タイプなのでしょう。
「リカコちゃんを見習って部屋はきれいにね♪」と言われたヨリですが、
案の定このありさま。
同室のリカコとはまるっきり対象的です。
このふたりはスパイクの質も、なにもかも対象的ですが、
いちばん最初からヨリの才能を見抜いていたのもやはりリカコでした。
ところで私はリカコのような部屋にあこがれていますが、
いまのところ、ヨリ状態であります。

