…個人攻撃になりそうだなーと思って、書かないでおこうと思っていましたが、
やっぱり書こうと思います。
先日、野菜ソムリエの方の講座に出席した時のことです。
最初の自己紹介、みたいなところで、
「あら、有名人の方がいらっしゃってびっくりしました」
と私の方をみておっしゃったので、
(へ? あたしって有名人ですか?ラジオとか雑誌とか、いろいろ
活動なさっているあなたに言われるほどではないのでは?)
と思ったのですが、
40代を過ぎたらもう脂っこいものは控えて、野菜をたべましょう、
みたいなことの話で、
「まあ、菅原さんのようにいくらたべても太らない特別な方もいますけどね(笑)。
ほんとうにどうなっているのか、身体を全部輪切りにしてお医者さんに調べてもらいたいですよねー」
とにこにこしておっしゃったのですが、私は、
失礼
じゃないかなーと思ってました。
たとえばこれが、対等な、講師と受講生という関係性じゃなくて、
職場の同僚に、
「いいわねーどうなってんのよその身体、輪切りにして調べてみたいよ」
とでも言われたら、
「ふ、調べてくれよ」
と言い返すこともできますが(でも幸楽苑のパート仲間は大人な考えの人たちなので、
そんな言い方もしないし、ただ、いいわねー特技があって!というだけです)
壇上から一方的に言われた場合、返すことはできませんよね。
失礼な上に、なんというか、フェアじゃないな、と感じました。
私はたしかに太りにくい体質ですが、
十代の頃は逆で、信じられないほど太りやすい体質でした。
しかもたべるのは大好き。料理もすき。
そうですねえ、15歳から21歳までは、65kg~72kgが
通常の体重でしたねー。
70kgになるとあわてて65kgまで落とす。でもそれ以上は
どうせやせられないんだろうな、とあきらめている、そんな子。
その頃から息子の妊娠中まで、ずっと太りやすい体質で、
21歳でダイエットにはじめて成功してからは標準体型ではあったんですが、
しかし、その体重を維持するのに腐心してきました。
どれだけ苦労したか
分かる人にしかわからないと思う。
妊娠中は、なにしろ脅されるわけですよ、妊娠中毒症になったら胎児の命も危ないと。
それまでに原因はそれぞれ違うし、時期も違うんですが3回流産・死産を経験しているので、
医者も強く言うわけですが、
(オレのせいじゃねーし)
と思ってた。言えないけど妊婦は弱い立場だからね。
とにかく、その頃の食生活は凄まじかった。
太っちゃいけない。でも、栄養はばっちり摂らないといけない。
葉酸、カルシウム、タンパク質、鉄分、ビタミン各種。
結局私が考えたのは、
カロリーが少なくて鉄分とカルシウムが豊富なひじきの煮物を、
超!うす味で大量にたべることと、
青物菜っ葉(夫の実家の義母が鬼のように大量に送りつけてくれた。
心配して、と始終言われるのも拷問であったが、これも分かる人にしか分かるまい)の
ごま(ビタミンAとカルシウムが豊富。ビタミンEも)和え、
カルシウムと鉄分を強化してある牛乳を飲むこと、
低脂肪のヨーグルト、
豚レバー(タンパク質、鉄分、ビタミンAの多さ、脂質の少なさからレバーではこれが一番)
の、以上のたべものを組み合わせてたべることでした。
飽きるでしょう、って思うでしょ。
しかし私は数字がすきなので、きょうはカルシウムを10000mg摂ったぞ!
とか喜んで計算してました。おかげで息子はぜんぜん歯磨きしないのに虫歯にならないよーだ。
が、超ストイックなその生活のおかげで、出産後、授乳もはじまったら、
体脂肪率がうまれてはじめて、
17%になっていました(体重は産後57kgに戻りましたが、これが私の本来のベスト体重です)。
57kgで17%。どんだけ脂身がすくないんじゃ、って感じですよね。
そのとき徹底して食事管理をしたせいなのか、出産で体質ががらっと変わったせいなのか、
太りにくい体質になったのは確かです。
さらに、私はきょう、幸楽苑での夕ご飯までなにもたべてません(笑)。
ずーーーっと仕事とそうじをやって、身体を動かして、最後にまとめてたべる。
太るっていいますよね、まとめてたべると。
でも、私はこういうスタイルがいちばんすきだし、たぶん、ダラダラたべるより
太らないたべ方だと思います。
輪切りにして調べても、私の食生活の歴史は分からないし、
体質のダイナミックな変化は、実際に経験した当人以外には分かりにくいものが
あるとは思いますが、
やはり、失礼な発言に対してはもっとはっきり、
不快 だというべきだったのです。
あー
スッキリした!!