おっはよーん。
みなさんはもうあさごはん、召し上がりましたかー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
うちの肉ぼっちゃんはあさからこーです。
ああ、買ってきたばかりのベーコンをひとパックぺろりたべられました。
串はきのうひとりで全部たべた焼き鳥の串で、
もちろん、自作自食…。
うちの息子はどーしてこうも肉肉肉なんでしょう。
食欲がない子どもも心配だろうけど、肉がすき・甘いものもすき・
脂っこいものがすき、
という子どもをもつと、成人病予備軍?という言葉もよぎり、
これはこれで心配…。
と思っていたら、こんな本をみつけました。
脳の栄養失調 脳とダイエットの危険な関係
高田明和 講談社ブルーバックス
小太りのくらいのほうが長生きする、というのは、
だいぶ前に聞いたことがありますが、
やせ気味くらいはむしろ長生きするのかなーと思いきや、
これが40代以上では病気にかかりやすかったりする。
(過度の肥満は論外ですが、BMI23くらいの小太りと、
やせぎみのBMI18.5をくらべた場合です)
巷には40代からのダイエットとかいう本もあるのですが、
この本の著者が一貫して説いているのは、
私たち人間の脳味噌は大食いだ、ということです。
ダイエットが失敗する理由は、この大食いの脳味噌のことを
まったく考えにいれないからだそーです。
その生物の大きさと体重と食べる量を比較した場合、
人間はほかの生物にくらべてあきらかに大食いなんだそうです。
その原因が発達した大脳。
こいつが大食いなんです。脳味噌のエネルギー源はブドウ糖ですが、
ダイエットしてまずごはんとか甘いものを減らそうとすると、
脳味噌が怒って、なにはなくても、自分がブドウ糖をたべられるように
しちゃいます。とすると、カロリー制限をしているのに、糖尿病になるという
パラドキシカルな現象が起こるわけです…こわい。
でもだからといって、ブドウ糖だけありゃいいんでしょ、というわけには
いきません。
脳味噌にはコレステロールも必要なのです。
そうだったのねー。
子どもが肉を好むのはなぜか、という疑問についても、
わかりやすく説明されています。
肉にふくまれているタンパク質トリプトファンは脳味噌に快感を
もたらしてくれるんだそうです。
子どもというのは、楽しいこと、快感を
もたらしてくれるものを探して、めまぐるしく動き回っているものですが、
肉食はその快感をもたらしてくれる魔法のたべものなわけです。
甘いものは脳味噌のエネルギー、肉は脳味噌に快感をもたらしてくれるもの。
なるほど、子どもが甘いものに目がなく、肉肉肉肉肉~な理由がわかりましたわ。
理科が苦手だったコンプレックスが、いっつもこういう科学読み物新書に向かわせるわけですが、
大人になってから理科の世界っておもしろいなーと思えるようになったのはよかったです。
(でもいまだに化学の亀の甲羅も、物理の坂道をのぼる台車も、まるっきりわからーん)