コロボックル物語 4 ふしぎな目をした男の子
佐藤さとる 講談社
コロボックル物語全五巻を、1→5→2→3→4、という順番で読んでみた
私です。
「百万人にひとり」の男の子の短篇がふくらんで、この本になったのですが、
目というものはもって生まれた才能だなあと思います。
全然話が違いますが、森絵都の「ダイブ!」にはダイヤモンドの瞳の少年が登場します。
キラキラ輝く眼というわけじゃなくて、動体視力がものすごくいい。そのダイヤモンドの瞳が、
4回転のダイブを成功させるのです。ってほんとうに全然関係ないです(笑)。
「ふしぎな目をした男の子」タケルくんも特別な目をもって生れた子どもで、ふつうの
人間には素早すぎて分からないコロボックルを見ることができたんです。
このタケルくんが大きくなって、心ないひとたちによって捨てられたゴミで汚され、
埋め立ての危機にあった桜谷用水池を救います。
友達のヤスオくん、年上の友達ヒロシさんとともに。
用水池の立て札には、
「この池、よごすべからず 桜谷用水池保護同盟」と書いてあります。
ヒロシ、タケル、ヤスオと、彼らは知らないのですが、コロボックル達がこの同盟に
加わっており、
こっそりこの池にごみを捨てようとした人は、コロボックルのくまんばち隊にひどい目に
遭わされたということです