佐藤さとる幼年童話自選集 4 ぼくのおばけ
ゴブリン書房
子どもの頃、学研の「学習と科学」がすきでした。
といっても両方とってもらっている子なんてまれで
(いることはいたんですが)
私はよみもの頁が多い「学習」を、弟は実験工作付録の
充実した「科学」をとってもらってました。
その「2年の学習」に、忘れもしない、
「ぼくのつくえはぼくの国」が連載されていたんです。
もちろん、佐藤さとる×村上勉の黄金ペアで。
このふたりのコンビは星新一×真鍋博とおなじくらい、
これっきゃないでしょ、という刷り込みがつよくて、
今回のこの先週は違う画家さんなんですが、
あたまのなかに浮かぶのは村上勉の絵ばかりなり…。
半年くらいの連載だったかなあ。
自分の部屋はもっていなかったけれど、自分の机をミシンのとなりに
置いてもらってご満悦だったので、
かおるが自分の机をたいせつに思う気持ちがよくわかったなあ。
佐藤さとるは「かおる」と「たつお」がすきな名前みたいで、
なんでかなーと推理したことがあるんですが、
昭和3年の辰年だから、たつおが多いのかなあ。
かおるは…さとる、に響きが似ているからではないかと。