あれも、これも、おいしい手作り生活。
絵と文 まめこ 2009年初版 2010年15刷
サンクチュアリ出版
本のカバー右上に、「おかげさまで10万部突破」という
消印みたいな丸いシールが貼ってありました。
なんか可愛い(笑)。
この本の内容が手作り生活なんですが、本の作りも
手作り感にあふれていて、楽しめます。
自家製レシピ113品は、たけだみりこさんにも似ている、
このマンガと、意外にも役に立つちょっとしたアドバイスの
数々で、
ほんとうに買ってよかったーという本です。
すでに買った10万人のひとたちも、いまごろ
おうちであれこれ手作りを楽しんでいることでしょう。
いろんな手作り食品の本を読んできたし、何冊か
家にもあるのですが、
この本にしか載っていないものがあったので
買うことにしたのでした。
買うより安い練乳!
買うより安いアンチョビ!
くっそー、この本をさきに買っておれば~という断腸の思いが
よぎる、アンチョビとオレンジピールのパン…たったあれっぽっちの
ために高いキューピーのアンチョビソースを買ったです私…。
なかには、こ、これも手作りって言っちゃう?言っちゃうんだ?という
アイスコーヒーとか干しシイタケとかもありましたが、
アイスコーヒーのためのガムシロップの作り方は案外よかったかも。
果実酒を糖類なしで作ってみたのですが、「甘味は飲んでみて足してね♪」
というレシピに内心、
どーやってだよと思ってましてー。どうやってだよ、の部分はお好みで、
とあって、しかし砂糖をざらざら混ぜるのもなーと思ってました。
これを手作りというのにはちょっと、というためらいをばっさり切り捨てて
載せてくれてありがとうという気持ちです。
主人公のまめこさん、お姉さん、お姉さんの子どものちょびちゃん、お母さんなど
女系家族?と思われる人々がおもな登場人物ですが、
まめこさんが作るエスニック料理に閉口したおばあちゃんとかもいて、
日常エッセイマンガのおもしろさもあります。
なぜエスニック系が多いのかなあと思って著者略歴をみたら、
インドネシア語専攻でその後インドネシアに留学しているひとだったんですねー。
インドカレー、キーマカレー、グリーンカレーなど、カレーの作り方も充実。
これで1200円は安いだろうと思います。
きれいな大型の写真が載っている料理本は絵本としてもっていますが、
こちらは冷蔵庫の上におきっぱなしにして、ボロボロにしながら
愛用したくなる本です♪
手作りがすきな人はぜひぜひ~♪